フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)のドラレコ配線が「美しくない」と話題に?実際にホンダディーラーにも確認してみた
特に不便に感じることは無いのだが、一度視界に入ってしまうと気になるかも…?
2022年10月に私に納車されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R,FL5)。
一般ユーザー向けにも続々と納車が進められているところですが、最近SNSにて、FL型シビックのドライブレコーダーの配線が「美しくない」と話題になっています。
私もディーラーオプションにて前後ドライブレコーダーを装備していて、実際にリヤハッチガラスに装着されたものを確認してみたところ、確かに見た目としては「ちょっと…」と思うところ。
実際にどうような配線ととなっているのか?スマート且つ美しい配線が採用されなかった理由は何なのか?をチェックしていきたいと思います。
シビックタイプR(FL5)含むFL型シビックの前後ドラレコもしくは前後車内3カメラの配線はこうなっている
こちらが私のシビックタイプR(FL5)に装着されている前後ドラレコのリヤカメラ。
上の画像にもある通り、リヤハッチガラスの内側とハードプラスチックとの境目のところに沿うような形でコードレール付きで配線されていることが確認できますね。
おそらく多くの方は、リヤテールゲート内側にあるハードプラスチックの中に隠れるような配線をイメージしていたのではないかと予想されますが、実はこの配線がホンダアクセス公式が指定する配線なのだとか。
境目に沿って這わせていくドラレコケーブルを見ていくと、一部のところで穴が空けられているかと思いますが、SNSではこの配線の通し方は「美しくない」との指摘が多いようです。
確かにこの見た目は「美しくないかも…」というのが正直なところですが、実際にホンダディーラーにも確認してみたところ、FL型シビックのプラスチックが一枚モノで組付けられているため、ディーラーオプションなどを追加装備するとなると、どうしても作業効率が悪く整備士泣かせとなるような構造が多いようです。
ドラレコのケーブルは、そのまま蛇腹のホース内に通してフロントに向かっていくわけですが、このホースに通すためにもケーブルの這わせ方が少々複雑なのだそう。
なかにはFL型シビックに対してスマートに配線しているものも
なおホンダアクセス指定の配線とは異なり、一部のホンダディーラーでは独自に「美しく見える」よう工夫しているところもあるようですが、画像提供いただけた「はってぃ様(Twitter ID:@hatty1111)」の新型シビック(FL1)のリヤハッチを見ていくと、確かにケーブルが全く見えずスマートに施工されていることが確認できますね。
但し、決して簡単な配線ではないようだ
ちなみにこの配線、どのように行われているのかというと、上の画像の水色部分のように配線されていて、あるポイントのところでテンションがかかり、通しにくくなっているのだとか。
こういった配線をするとなると、はってぃ様のディーラーにて独自に新調したという配線通し用の工具を用いる必要があるとのことで、整備士さん曰く「このようなスマートな配線は二度とやりたくない」とか。
改めてこうして画像で見るとスマートで見た目も良いですね。
スマートな配線だと作業工数が増え、効率的ではない模様
ちなみに、ホンダアクセスがこのような配線を指定しない理由としては工数が異常にかかってしまうとのことで、それによって工賃が高額になってしまい、前後ドラレコ本体代含めての総額が優に8万円もしくは9万円を超えてしまう恐れがあるからなのだそう(いつもお世話になっているホンダディーラーさんより、ホンダアクセスさんに確認されたそうです。
ホンダアクセスさん指定の配線だと、前後ドラレコセット+工賃含めて約7.7万円となりますが、ここから更に工賃が上乗せされるのは確かに予算的にもキツイと思いますし、何よりも整備士泣かせな作業になってしまうため、作業効率を求めるのであれば先ほどの境目に沿った配線が最も理想的なのかもしれませんね(一方でトヨタは前後ドラレコをメーカーオプションにすることで、スマートな見た目に仕上げられている)。
2ページ目:前回カスタムしたパターンプロジェクターや無限仕様のドアハンドルプロテクターを再撮影!パターンプロジェクターは想像以上に大きい?