そ、そうか…フルモデルチェンジ版・レクサス新型RXの販売形式はディーラーによって大きく異なる模様。なかには抽選ではなく「レクサス車の購入台数」で対応するところも

ほとんどのレクサスディーラーでは「抽選方式」だが、なかにはユニークな方式で販売するディーラーもあるようだ

2022年11月18日に発表・発売されたレクサスのフルモデルチェンジ版・新型RX。

前回のブログでもお伝えの通り、今回販売されるモデルは新型NXのときのように「新規・既存客関係なく誰でも購入できる」わけではなく、1年間で生産できる台数が決められており、それに対しての初回生産枠が「新規顧客枠(一見さん)で全国僅か500台のみ」と「既存オーナー枠で約3,000台」に分けられています。

また販売店によって、RX350/RX450h+/RX500hの割り当て台数も決められていて、販売店規模やエリアによって割り当て台数やウェイトは異なるものの、複数の販売店に取材させていただいた結果、最も割り当てが多いのはガソリンモデルのRX350で、2番目がターボハイブリッドのRX500h、そして最も少ないのがプラグインハイブリッド(PHEV)のRX450h+となっていました(あくまでも取材時の情報を集約させたもの)。

こうしたなか、各販売店の多くが「抽選形式」を採用しているのですが、中には販売店独自の販売形式を採用しているところもあり、その内容も中々にユニークとなっています。


抽選ではなく「過去何台のレクサス車を購入したか?」で決めているところも

ちょっと意外だったのは、全国のレクサスディーラーが抽選方式を採用しているわけではなく、一部のディーラーのみ「特殊な形式」での対応をしていたこと。

これはメーカーから各販売店に対して割り当て台数が決まっている以上、その販売方法は販売店に一任されているため、必ずしも抽選でなければならない?というわけではなく、あくまでも既存オーナー枠のなかで公平性を持たせるために抽選方式を採用しているところがほとんど。

そして先ほどの「特殊な形式」での販売方法についてですが、既存オーナー(もしくは過去にレクサスオーダーだった方)であれば早いもの順で購入できる、というわけではなく「過去これまでどれだけのレクサス車両を購入してきたか?」で新型RXの購入権の有無が決められるそうで、その条件をクリアした人から順次購入できるとのこと。

まるでフェラーリのような販売方法

具体的に「どれだけの台数」だとか「どういったレクサス車種」で条件をクリアするかまでは不明ながらも、限られた割り当て台数のなかで厳選するわけですから、場合によっては抽選方式よりも更に厳しい購入方法なのかもしれませんし、公平性に欠ける部分はありますが、反対に言えば「これまでレクサスのためにすべてを捧げてきた」という方は購入できるのかもしれません。

見方によってはフェラーリの販売方式に似ていなくもないですが、販売店が独自に決めて販売する以上は、私たちユーザー側もそれに逆らうことはできず、真摯に対応しなければならないのかもしれません。

割当て台数と申込み数から考えて、宝くじ並みの抽選倍率になりそうだ

ちなみに私がお世話になっているレクサスディーラーでは、他のディーラー同様に抽選方式を採用していて、最も割り当て台数が多いのはRX350(version L/F SPORT含めて)で、その次がRX500h、そして最も少ないのがRX450h+ですが、何れのパワートレインも全て割り当て台数は一桁台なので、当選倍率は宝くじ並み。

最も予約が多いのは、やはり価格帯的に一番安価?なRX350とのことですが、その分抽選倍率も非常に高いとのこと(スタッフに確認する限りだと30倍を超えているとか…?)。

既存オーナー枠の抽選申込み期間はバラバラ

新規顧客枠の抽選申し込み期間は、メーカー主体での抽選となるため2022年11月18日~12月22日までとなっていますが、既存オーナー枠に関しては販売店独自で行われるため、抽選申し込み期間は2022年11月18日~20日までと僅か3日間のみ。

なかには2022年11月18日の発売日しか受け付けないディーラーもあるそうですが、この辺りは抽選に申し込む客数などに応じてだと思われますし、あまり長々と抽選期間を設けても仕方ない部分があるためだと予想されます。

2ページ目:私は新型RXの抽選に申し込む?それとも申し込まない?