走り方次第では無給油800kmは余裕そうだ…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタで再び高速道路+下道の往復 約350km移動!雪無し&スタッドレスタイヤ装着でも「23km/L」

ハイブリッドの特性、走り方を理解していれば、更に燃費を向上させることは可能かもしれない

2022年10月に納車されて2か月以上が経過したトヨタのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(Toyota New Sienta)ハイブリッドZ・2列5人乗り[2WD]。

気が付けば走行距離も3,000kmを突破し、今最も活用頻度の高いモデルかもしれません。

ちなみにシエンタには、スタッドレスタイヤホイールを装着済みで、高速道路+下道込で往復 約480kmの長距離移動を実施しましたが、その時の実燃費は17km/L~19km/Lとそこまで優れた燃費性能ではありませんでした。

っというのも、若干の積雪や外気温0度付近、車内には4人(大人2人+子供2人)、エアコンフル稼働(外気循環込)、シートヒーター(運転席+助手席)フル稼働、アクセサリーコンセントAC100V&USB Type-Cフル稼働の状態だったため、寧ろこれだけガンガンに電力やエアコンなどを使って最大19km/Lの燃費性能であれば、まだ実用的な方なのかもしれませんね。


今回は高速道路+下道の往復 約350km移動

今回は、降雪ではなく曇り&雨天といった天候で(公道に積雪無し)、15インチスタッドレスタイヤ装着、エアコンフル稼働(外気循環、足もと+フロントウィンドウ、風量2~3、エアコン温度25度)、シートヒーターは運転席+助手席フル稼働、そして乗員数は3人(大人1人+子供2人)となります。

なお前回のブログにて、「エアコンを稼働しなくても外気循環で走らせたら多少暖かい空気が入ってくるので更に燃費向上が可能では?」というコメントも頂いたのですが、後席には寒がりの子供が乗っていますし、しかも人の数が多いと車内のフロント・サイド・リヤウィンドウが結構早く曇ってしまうため、エアコンOFF&外気循環だけだと、除湿することはかなり難しいんですね(最悪の場合、視界不良で事故を起こす恐れもありますし、外気循環のみでのインプレッションも実施済)。

そのため、安全性と子供の暖を考えると(子供は厚着もしていて、ブランケットも活用している)、エアコンフル稼働+外気循環が一番現実的で理想的だと考えています。

往復 約350kmの内訳は?

往復 約350kmの内訳としては、約300km(86%)が高速道路走行で、残り約50km(14%)が下道走行。

そして今回は、燃費スペシャリストの妻のみの運転となるため、スタッドレス装着時だとどれほどの燃費性能となるのか、とても気になるところ。

基本的には周りの速度に合わせた運転になるため、極端に遅かったり速かったりということは無く、渋滞も特に無かったそうです。

往復 約350km走らせての平均燃費は23.0km/L

早速シエンタで走らせての燃費性能を見ていきましょう。

上の画像にもある通り、トヨタオーナーズアプリの「MY TOYOTA+」より、マイカーログから実際に走らせた距離や速度、実燃費などを抽出しています。

ちなみに赤四角が往路で、橙四角が復路になります。

[往路①]
走行距離:40km
運転時間:41分
平均速度:58.7km/h
平均燃費:18.8km/L

[往路②]
走行距離:136km
運転時間:1時間51分
平均速度:73.8km/h
平均燃費:23.8km/L

[復路]
走行距離:177km
運転時間:2時間34分
平均速度:68.8km/h
平均燃費:23.6km/L


[往復]
走行距離:353km
運転時間:5時間6分
平均速度:69.3km/h
平均燃費:23.0km/L

往復353km走らせての実燃費性能としては23.0km/L。

燃料タンク容量は40Lとなるため、走り方次第では満タン法で800kmは走れそうですね。

前回私が運転したときの燃費性能に比べて非常に優秀な数値だと思います(改めて私自身の運転の下手さが露呈されてしまった…)。

ちなみに走行モードは常時ECOになりますが、高速道路走行中は特段パワー不足に感じることは無かったそうで、高速走行時でも横風アタックによって車体が不安定になったり、ステアリングが持っていかれるようなシーンはほとんど無く、おまけに低重心で安定感も高かったとのこと。

この点は、ミドルサイズミニバンの新型ヴォクシー(New Voxy)やホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)と大きく異なるところだと思います。

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