一気に燃費悪化したな…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタHEVの降雪時&エアコンフル稼働&高速走行時の実燃費は20km/L未満。ディスプレイオーディオでの新たな不満も

冬場に燃費が悪化するのは仕方ないことだが、悪化レベルは想像以上だった

2022年10月に納車されて2か月が経過したトヨタのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(Toyota New Sienta)ハイブリッドZ・2列5人乗り[2WD]。

このクルマで初めての冬を迎えることになるわけですが、冬場(降雪&スタッドレスタイヤ装着時)の高速道路+下道での長距離移動による実燃費はどの程度なのかをチェックしていきましょう。

そして今回の大雪などにより、ディスプレイオーディオにて新たに出てきた不満に思うポイントなども見ていきたいと思います。

新型シエンタのディスプレイオーディオのOTAアップデート(改良)については、2023年初め頃にようやく1回目が実施される予定ですが、アップデートに対するトヨタメーカーのレスポンスやスピードは非常に遅いですし、当初予定されていて2022年11月のアップデートから遅れる経緯についても一切通知が無かった(ディーラーにも遅れる理由は伝えられていない)のも非常に残念なところだと思います。


冬場の高速道路&エアコンフル稼働&シートヒーターフル稼働時の実燃費は?

まずは新型シエンタの真冬の高速道路+下道の実燃費を見ていきましょう。

上の画像は、トヨタオーナーズ専用アプリ「MY TOYOTA+」にあるマイカーログの情報を抽出したものですが、真冬&降雪&15インチスタッドレスタイヤ装着&エアコンフル稼働(風量4~MAX)&シートヒーター(運転席+助手席)フル稼働で、おまけにAC100V電源も稼働中で任天堂Switchを充電している状態での条件となります。

赤四角部分の実燃費は?

乗員数としては、大人2人+子供2人になるため、条件としてはかなり厳しい内容だと思いますが、この条件のときの高速道路+下道の実燃費が、上の画像の赤四角部分。

走行距離197km(高速8.5割、下道1.5割程度)に対して、運転時間は2時間33分、平均速度は77km/h、そして平均燃費が18.2km/Lになります。

前回の秋口&15インチノーマルタイヤ&エアコン稼働(風量2程度)&乗員1人での高速道路+下道の実燃費に比べると10km/L以上違いますね。

黄四角の実燃費は?

ちなみにその上の黄色四角部分は、下道のみ+エアコン無し+シートヒーター(運転席)+乗員数1人の条件での実燃費ですが、夜中で車通りの良い道路だったため(県外に移動していたので、雪は一切無かった)、燃費としては29.8km/Lとかなり優秀。

緑四角の実燃費が10.2km/Lとかなり低い理由とは?

そしてもう一つ気になっているであろう緑四角部分ですが、走行距離9kmに対して、運転時間42分、平均速度12.8km/h、平均燃費10.2km/Lと非常に悪い数値になっているかと思いますが、これは早朝時に降雪などの影響でフロントウィンドウに湿った雪が付着してしまったことや、車内が非常に寒かったため、車内暖気並びにフロントウィンドウ周りを暖めて雪を溶かすために10分以上エンジン+エアコンをかけっぱなしにしていたからなんですね。

降雪エリアでは、通勤や外出前にこういった作業を行う方も多いと思いますし、どうしても最初のエンジン始動時は燃費が悪くなってしまいますが、こればっかりはどうすることもできません。

降雪時の高速道路はとにかく塩カルだらけ

あとは降雪時に高速道路を走行したため、高速道路の路面には大量の塩カルが撒かれていたことから、フロントボンネットやルーフ、サイドパネル、樹脂部分、タイヤアルミホイールには白い固化したものが大量に付着していました。

こればかりは冬の時期特有のものなので、特に下回りは早期的に洗い流さないと錆びの原因になってしまったり。

ベージュだとそこまで汚れは目立たない?と思ったりもしましたが、やはり冬場特有の塩カルなどは汚れが異常に目立ってしまいますし、樹脂パーツの多いモデルだと白さが際立ち、後々痕が残ってしまうこともあるため、可能な限り早めの手洗いやメンテナンスは行っておいた方が良いかもしれませんね。

2ページ目:新型シエンタのディスプレイオーディオやメーターで不満に思うポイントとは?