遂に来た?!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型C-HRと思わしき開発車両を初スパイショット!丸みを持ちながらもエッジを効かせたメリハリのあるコンパクトSUV

現時点ではまだ確定とは言えないが、目撃情報によれば、サイズ感としてはヤリスクロスとbZ4Xの間のようだ

2022年12月に突如として発表されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型C-HRプロローグ(Toyota New C-HR Prologue)。

欧州市場向けとして新世代ハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2種類をラインナップすることが明らかになっていますが、早くもこのモデルと思わしき開発車両がスパイショットされています。

海外カーメディアmotor1.comによって公開された今回の開発車両ですが、現時点で断定はできないものの、目撃者情報によれば「ヤリスクロスとbZ4Xの中間的なサイズ感のように見えた」とのことから、おそらくはCセグメントSUV相当のサイズ感だと思われ、ここ最近トヨタより公開されたコンセプトモデルや意匠画像(特許)から考えると、次期C-HRが最も現実的と言えるかもしれません。


新型C-HRと思われる開発車両を見ていこう

こちらが今回スパイショットされた新型C-HRと思わしき開発車両。

ボディ全体には分厚いカモフラージュラッピングによって偽装されているため、必ずしもC-HRとは言い切れないものの、フロントは丸みを帯びながらもトップルーフから突き出たスポイラーや、立体的でシャープなLEDテールランプによってメリハリを付けたシルエットは、どことなく新型C-HR風。

近代的でありながらも、ところどころで初代の雰囲気も残したキープコンセプトスタイルですし、まだ開発車両の段階で足回りも調整中だとは思いますが、SUVというよりかは「ハッチバックを少しだけリフトアップしたようなクロスオーバー」という印象。

ちなみにこちらがコンセプトモデルのC-HRプロローグ。

開発車両+偽装ラッピングに比べると、大口径タイプのタイヤアルミホイール以外はある程度似ている?という印象ですが、ルーフスポイラーやテールレンズの張り出しは概ね似ている印象。

ヘッドライト意匠やドアハンドルは?

改めて開発車両を見ていきましょう。

この角度からだと、フロントグリルは大口タイプのキーンルックグリルというよりは、現行C-HR GR SPORTや、日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)のような長方形タイプの大口グリルにも見えたり…(偽装カバーによってグリルデザインがわからないようにしているだけなのかもしれない?)

そしてフロントヘッドライトが点灯していることが確認できますが、小型LEDの三眼LEDヘッドライトというよりは、リフレクター式三眼LEDヘッドライトのようにも見えますね(”コ”の字型LEDデイライトは確認できない)。

あとはこの角度からだと、フロント・リヤアウタードアハンドルが確認できるため、現行C-HRのように後席用ピラーマウントドアハンドルは採用されないのかもしれません。

伸びやかでクーペライクなコンパクトSUV

こちらはサイドビュー。

クーペSUVのような寝かせ気味のAピラーとCピラーが何とも印象的で、水平なルーフラインも非常に短め。

ショルダーラインも後方に向けて上がっているようにも見え、おそらく後席のウィンドウとリヤクォーターウィンドウの面積は小さくなることが予想されますが、一方でこれだけ寝かせ気味のリヤハッチガラスにすると、ルームミラーからの後方視界は絶望的になるのでは?とも推測。

そういった問題を解消するために、ドラレコ一体型のデジタルインナーミラーをメーカーオプションとして準備するのかもしれませんね(新型プリウスも後方視界は見づらい印象で、MOPとしてデジタルインナーミラーを設定)。

あとは足元のアルミホイールはV字5スポークタイプの大口径タイプ(18インチ~19インチ?)で、フロント・リヤのブレーキはディスクローターと変わらず。

参考までに、こちらが現行C-HRのサイドビュー。

やや寝かせ気味のAピラーとクーペライクなCピラー、ルーフラインは基本的に同じですが、新型の開発車両の方がAピラーの付け根がキャビン寄り(後方にオフセット)になっていて、ノーズを延伸させることでハッチバックやステーションワゴンのような伸びやかなシルエットに見せています。

2ページ目:リヤデザインもC-HRプロローグにそっくり?そしてもう一つ別の開発車両も?