スタッドレスだと燃費は結構落ちるな…フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンe:HEVの高速道路燃費は?2列目シートヒーターには「ちょっと嬉しい機能」も

ホンダ新型ステップワゴンの2列目シートヒーターは、エンジン再始動すると強制的にOFFになる

続いては、個人的に「これ、中々便利だな」と感じたのが、ホンダ新型ステップワゴンの2列目シートヒーター。

冬になると必ず活用するシートヒーターですが、私が所有するステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINE[2WD]では、フロント(運転席・助手席)だけでなく、2列目左右のキャプテンシートにもシートヒーターが標準装備されています。

実はこの2列目シートヒーター、エンジンを再始動すると強制的にOFFになるんですね。

エンジン再始動後の2列目シートヒータースイッチはOFF

こちらがエンジン再始動後のシートヒータースイッチ。

確かにヒーターがOFFになっていることが確認できますね。

これはあくまでも推測になりますが、2列目に人を乗せてシートヒーターON状態で送迎した後、誰も乗らなくなったシートを暖めっ放しにするのも電力が勿体ということから、エンジンを再始動するような場面で消し忘れを無くすために強制的にOFFにしているのではないかと考えています。

ただ、後席に乗った人を現地に送った後、後席に乗っていた人がシートヒーターをOFFにせず、ドライバーがそのままエンジンを付けっ放しにして走行してしまえば、2列目はシートヒーターはONのままなので、この点はちょっと致し方ないところ。

ちなみにフロントシートヒーターはメモリー機能が付いているからなのか、上の画像の通りエンジンを再始動してもONの状態となります。

リヤエアコンONのままエンジンを再始動しても、強制的にOFFにはならない

この他、シートヒーター以外にもリヤエアコンに関してはメモリー機能が付いていて、フロントのエアコン操作系からでもON/OFFが可能だからなのか、ON状態のままエンジンを再始動してもエアコンは起動した状態です。

こちらはエンジン再始動後のフロントインパネ。

上の赤丸にもある通り、確かにリヤヒーターはONになっているのが確認できますね。

とても贅沢ではありますが、敢えて不満点を挙げるとするならば、後席の人を送迎した後、2列目シートヒーターを運転席からでもON/OFFにできるようなスイッチ類、もしくはHonda CONNECTナビゲーションからでも操作できれば…と思ったりもしますが、こういったところのアップデートは中々難しいのかもしれません。


シートヒーターを付けっ放しにすると、ある一定の時間が経過した際にレベルが1段階下がる

あとこれは、以前私が所有していたフィット4(New FIT4)e:HEV LUXEでも起きていたことなのですが、休憩なしで2時間ほど運転していたところ、ふとシートヒーターの目盛りを見ると2個→1個に減っていたことに気が付きます。

「あれっ?もしかしてナビ操作したときに間違ってシートヒータースイッチ押しちゃったかな?」と思い、1 → 2に切り替えたのですが、その30分後に改めてシートヒータースイッチを見ると、またも2 → 1に減っていたんですね。

これって不具合なのか?と思う方もいらっしゃるかもしれないですが、上の取扱説明書にも記載されている通り「ある程度の時間が経過すると、自動で一段階低くなる」仕様になっているんですね。

シートヒーターは消費電力が大きいので、パワーシステムを起動した状態で使用してください。

12Vバッテリーの容量が低下し、パワーシステムの起動に影響することがあります。

ある程度時間が経過するとシートヒーターの設定が自動で一段階低くなり、最終的にOFFになります。

経過時間は使用環境により異なります。

他の自動車メーカー(レクサス、トヨタ、日産)のシートヒーターでは、今のところ同じことは起きていないものの、「ホンダではこういったことがある」と知識として把握しておくのアリかもしれません。

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