【納車されて僅か数日】日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(RZ34)が事故。走行距離は僅か16kmほど…しかもドライバーはオーナーではなかった模様

納車されて僅か数日の新車で事故は、さすがに立ち直れない

日本市場では2022年夏頃に発売されるも、僅か1ヶ月ほどで受注一旦停止となってしまった日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)。

一部の噂によると、日本国内での納期は約4年~5年といわれ、2022年度の国内向け生産台数は500台(試乗車・展示車・日本限定240台プロトスペックは除く)を予定しながらも、この生産台数自体も非常に怪しいとの情報も。

既に中古車市場でも1,000万円以上にて取引されている新型フェアレディZ(RZ34)ですが、カナダにて「オーナーに納車されて僅か数日」しか経過していないのに、事故で破壊された個体が大きな話題となっています。

以前、納車前のフェアレディZ(RZ34)を代理店スタッフが操作を誤ってクラッシュしたことをお伝えしましたが、今回はどのような経緯で事故してしまったのでしょうか。


納車されて僅か数日、オーナー以外の人物が新型フェアレディZ(RZ34)を運転 → 操作に慣れずクラッシュした模様

こちらが今回、カナダ・アトランティックにて撮影された新型フェアレディZ(RZ34)の事故。

ボディカラーは、フェアレディZ(RZ34)のイメージカラーでもあるセイランブルー×スーパーブラックルーフで、足もとのデュアル5スポークブラックアルミホイールを装着していることから、おそらく上位グレードPerformanceである可能性が高そうです。

画像を拝見する限りだと、公道ではなく農道?のようにも見えますし、ほんの少し積雪が確認できることから、公道を走行中にスリップしてしまい、勢いで農道に突っ込んでしまったのではないかと推測。

この画像を公開した所有者の情報によると、どうやら納車されて1週間も経過しておらず(厳密には3日)、走行距離も僅か16km(9.9マイル)しか走らせていなかったため、まさに納車されたてホヤホヤの悲劇。

そして投稿者の説明によれば、どうやら納車された車を運転していたのは「オーナー本人(Paul@YST AUTO Halifax)」ではなく「別の人物」とのこと。

最悪の路面状況のなか、TRCオフでサマータイヤはさすがに危険すぎる…

別の人物の詳細については一切明かされておらず、彼の名誉のためなのか、それとも何か別の理由があるのかはわからないものの、事故が起きた理由も一部明かしています。

◇トラクションコントロールをOFFにしていた

◇別の人物は、普段エンジン出力120hpほどの車を運転していて、400hp以上を発揮する車の運転は今回が初めて

◇夏タイヤでありながら、凍結の危険性がある冬の道を走行した

以上の理由が記載されていることから、おそらくオーナーの友人もしくは家族が運転した可能性が高そうですが、そもそもどうしてこのような悪天候のなか、夏タイヤを履かせたフェアレディZ(RZ34)を貸したのかは不明。

ドライバーにケガが無かったことは不幸中の幸い

色々と疑問に思うことは多いものの、今回の事故が起きた日から、SNSではオーナーや非オーナーのドライバーの容体を心配するメッセージが多かったそうで、オーナーも事故報告から3日後に「メッセージや電話をくれたみんな、ありがとう。私は車に乗っていませんでしたし、運転していた人も衝突によるけがはしていませんでした。それがすべてです。 車の部品は交換可能であり、事故も起こるものです」とコメントしています。

残念なことに、オーナーは一度も運転することなく事故後に修理することを決断していますが、また修理完了後の投稿を楽しみにしたい所ではあるものの、部品不足が深刻化しているなかで、どれほどの期間でオーナーのもとに戻ってくるのかもきになるところです。

2ページ目:東京オートサロン2023にて発表された量産仕様の新型フェアレディZ(RZ34)カスタマイズドエディションはディーラーオプション扱いになるようだ!