三菱・新型デリカミニの実車を見てきた!見た目はキュートなミニディフェンダー…女性からの注目度も高く、「飛び石キズ風デカール」でアイデアも満載

新型デリカミニの注目度は想像以上だった

2023年4月6日に発表/同年5月25日に発売予定となっている三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)。

既に生産終了しているeKクロススペース(eK X Space)のビッグマイナーチェンジ版&後継機種としてラインナップされる予定で、2023年1月13日より先行予約の受付けをスタートしています。

そんなデリカミニですが、発表・発売時期までに一部のエリアを対象に特別先行展示会が開催されるとのことで、今回岐阜県はイオンモール土岐にて開催されたPHEV FUTURE PARKにて特別展示されている実車を拝見してきました。

早速デリカミニのエクステリアを中心とした実車の感想・レポートを簡易的にまとめていきたいと思います。


とにかくデリカミニの密が凄い…イベント会場はこんな感じ

こちらが今回、イオンモール土岐の北コート・E駐車場にて開催されたPHEV FUTURE PARK。

本イベントでは、注目車種の新型デリカミニを中心としつつ、値上げが告知されたばかりとなる新型アウトランダーPHEV(New Outlander PHEV)やeKクロスEVも展示されていました。

画像でもお分かりの通り、新型デリカミニにお客さんが集中しているのがわかるかと思いますが、それだけデリカミニに対する関心が非常に強いのだと考えられます。

デリカミニは、純正フルノーマルとコールマンとのコラボモデルの2車種を展示

そしてこちらが、今回の注目モデルとなるデリカミニ。

競合モデルにはスズキ・スペーシアギア(Suzuki Spacia Gear)やダイハツ新型タントファンクロス(Daihatsu New Tanto Funcross)、そして2023年秋頃に発売と噂のフルモデルチェンジ版・ホンダ新型N-BOX JOYが競合になると云われています。

こちらの純正モデルは、今回のイメージカラーにもなっているアッシュグリーンメタリック×ブラックマイカルーフの2トーンカラー。

そしてこちらが、東京オートサロンにも出品されたベージュ風のオリジナルラッピング×ブラックマイカルーフの2トーンカラー。

ちなみにアッシュグリーンメタリック×ブラックマイカルーフの個体は純正フルノーマルの上位グレードとなるPremium T[4WD]で、オリジナルラッピング×ブラックマイカルーフの個体は、アウトドアブランドColeman(コールマン)とのコラボモデル&中間グレードT[4WD]となります。

純正でも十分存在感があり、ヤンチャ感と愛嬌のある顔つきがグッド

改めて純正フルノーマルのデリカミニから見ていくと、この武骨でアウトドアテイストのデザインは魅力的で三菱らしさが感じられる一方、これまでの三菱では考えられなかったU字型LEDデイタイムランニングライトが搭載。

こうしてみると、イギリスの自動車ブランド・ランドローバー新型ディフェンダー(Land Rover New Defender)を彷彿とさせるものがあり、その見た目はまさにミニディフェンダー。

おそらくアッシュグリーンメタリックのボディカラーと、ブラックの専用樹脂パーツなどが手伝って、更にディフェンダーっぽい雰囲気に仕上げられたのだと思いますが、個人的にとても好みな一台。

フロントウィンカーは非LEDながらも、U字型LEDデイライトを上手く際立たせている

画像でも確認できますが、デリカミニのヘッドライト意匠を見ていくと、Premium TにてメーカーオプションとなるアダプティブLEDヘッドライトが装備され、U字型LEDデイタイムランニングライトは標準装備、そして内側には非LEDのフロントウィンカーが確認できますね(個人的にフロントウィンカーはLEDデイライトの反転式が理想的だったかも)。

フロントウィンカー点滅時を別の角度から見てみるとこんな感じ。

こうして見ると、”ボワァっ”と点滅する非LEDウィンカーも悪くなさそうですね。

そしてフロントバンパーの水平基調バーには”DEILICA”のエンボス加工が施され、その上部にはスズキ・ジムニー(Suzuki Jimny)チックな6スロット風のグリルパーツを装備。

フロントマスクは「三菱らしくない」印象ではあるものの、三菱のアイコンの一つでもあるサテンシルバー加飾のダイナミックシールドフレームを用いることで、一気に三菱っぽさを演出してきたところはグッドですし、その直下にあるシルバーのスキッドプレートが追加されるだけで、より一層アクティブ&オフロードっぽさが強調され、一目で「三菱の車なんだな」と印象付けてくれるのも流石といったところ。

サイドはeKクロススペースそのもの

サイドビューはこんな感じ。

余りにもギャラリーの数が多く、純正フルノーマルの個体はサイドからの撮影ができなかったため、コールマンとのコラボモデルで見ていきましょう。

先程の個性的なフロントマスクとは異なり、こうしたフォルムとして見てみると「eKクロススペースの名残がしっかりとあるな」という印象で、しかしeKクロススペースに比べてリフトアップしているからなのか(ブラックアクセントのフェンダーも影響している?)、アクティブで力強い走りを提供してくれそうな期待さえ感じます。

おまけにルーフレールも装備されているため、ルーフキャリアや荷物など、昨今のキャンプブームに上手く乗っかっているところも三菱らしいところ。

足もとを見ていくと、力強さが感じられるデュアル5スポークタイプの15インチアルミホイール+15インチタイヤ(165/60R15インチ)を標準装備。

ちなみにタイヤ銘柄は、エナセーブ(ENASAVE)EC300+を装着。

フェンダーは樹脂モールではなくデカールアクセント!

フロント・リヤフェンダー部分を見ていくと、無塗装ブラックの樹脂モールパーツかと思いきや、まさかのブラックデカールなんですね(段差もなかった)。

これはちょっと意外と云いますか…オフロードっぽく見せるための斬新なアイデアといったところでしょうか。

2ページ目:リヤデザインやコールマンとのコラボモデルで見られたユニークなデザインとは?