遂に来た!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタ/ノア/ヴォクシー/クラウン/カローラのOTAアップデートが2023年2月1日に配信スタート!「IC/PA/SAの到着予想時刻」も表示されたぞ

ソフトウェアの更新が完了!早速更新内容をチェックしていこう

トヨタ新型シエンタのディスプレイオーディオを再起動した後、しばらくして「ソフトウェアの更新が完了しました」のウィンドウが表示されるので「OK」をタッチします。

ソフトウェア更新履歴を確認しておこう

本当にディスプレイオーディオのバージョンが更新されているか確認してみましょう。

上の画像の「歯車(設定)」マークのソフトウェア更新より、確かに「2023/2/1」に更新が完了していて、以下の通りの修正・変更が施されていることが確認できます。

◇ナビゲーション関連
・動作不良の解消
・動作安定性の向上

◇更新後のソフトウェアのバージョン
・Nagigation:1503

ただ、この情報だけを見ても、具体的に何が改善され、何が修正されたの?と思う方も多いと思いますので、先程にも記載したアップデート内容を、以下に再度まとめたいと思います。

【全車両共通】
・目的地設定時のサービスエリア/パーキングエリアの到着時刻の表示
・通話画面の表示を改善
・動作不良の解消
・動作安定性の向上
・自宅登録ボタンの改善

【シエンタ、クラウン】
・エネルギーフロー画面の改善
・ナビゲーション機能の改善
・一般道優先の追加
・オペレーションサービスの音量調整関係の不具合の改善
・Bluetooth機器設定画面の改善
・ドライバー特定失敗時の表示改善 等

via:Toyota

全ての改善内容をまとめていくのはちょっと難しいため、今回は「エネルギーフロー画面の改善」「一般道優先の追加」「目的地設定時のサービスエリア/パーキングエリアの到着時刻の表示」をメインに見ていきましょう。


エネルギーフロー画面の改善

こちらが、新型シエンタ/クラウンクロスオーバーにて改善されたという最新のエネルギーフロー。

いやいや…新型ノア/ヴォクシー/レクサス新型NXと同じで、アンダーカバーが追加されたのみですね(いわゆるディアゴスティーニ式)。

ちなみにこちらが、OTAアップデート前のエネルギーフロー。

改めて思いますが、なぜこれでOKサインが出たのか疑問。

まだ運転席の液晶メーターに表示されているエネルギーフローの方が立体的で見やすいと思いますし、ディスプレイオーディオと液晶メーターの開発レベルの差が激し過ぎて「今後のアップデートも大丈夫なのだろうか…」とちょっと心配になるところです。

一般道優先の追加

続いては「一般道優先の追加」ということですが、簡単にいうとナビゲーションで行先・目的地設定する際、他ルートで検索したときに「一般優先」が表示されなかったという問題について。

今回のOTAアップデートにより、「推奨」「距離優先」「一般優先」「省エネ」「時間優先」の5項目が表示されるようになりました。

ちなみにアップデート前は「推奨」「最短」「時間優先」「関東ETC2.0料金割引優先」の4項目だったので、「一般優先」「省エネ」「距離優先」が新しく追加され、一方で「最短」「関東ETC2.0料金割引優先」は廃除されましたね。

これだけでも十分なアップデートですが、強いて不満をいうなれば、「有料道路優先」を追加してほしかったところです。

目的地設定時のサービスエリア/パーキングエリアの到着時刻の表示

そして今回のOTAアップデートで一番の目玉が「目的地設定時のサービスエリア/パーキングエリアの到着時刻の表示」。

上の画像の赤四角にある通り、確かに高速道路を走行しているとき、各IC/PA/SAの到着予想時刻が表示されるようになりました。

これで長距離移動・家族旅行中に、同乗している子供から「何時ごろに休憩できるの?」と聞かれても「あと〇〇分ぐらいで着くよ~」と回答できます。

ちなみにこの到着予想時刻ですが、特にナビ設定していなくても表示してくれるので、トヨタ公式プレスリリースの記載内容だと「ナビ設定のときしか表示されないのか?」と誤解を招きそうですね。

この他にも、お気に入り登録などもしっかりと表示されていますし、使い勝手も向上しています。

目的地履歴が簡単に削除できるようになった

あと個人的に気になっていた「目的地履歴の削除」ですが、ようやく新型ノア/ヴォクシー/レクサスNX同様に、上の赤丸にある「編集」から削除できるようになりました。

各目的地を削除する場合は、上の画像の「Θ」をタッチする必要があるため、少し操作し辛いですが、わざわざ「設定」から意味不明な経路で「目的地履歴の削除」を探す必要が無くなったのは大きいと思います。

これでようやく使い勝手が大幅に向上したディスプレイオーディオですが、問題はアップデート後のバグや不具合が発生しないか?というところで、今後もインプレッションしつつ気になったポイントをチェックしていきたいと思います。

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