フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーのOTAアップデート完了!「TVキャンセラーON時の自車(GPS)位置遮断は改善された?」「根本的なナビ仕様は変わらずポンコツだった件」

2023年2月1日に配信されたOTAアップデートで気になるポイントも

2022年3月に納車されて、もうすぐ11か月が経過するトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z[2WD]。

前回のブログにて、2023年2月1日に待望のOTAアップデートが配信され、新型ノア(New Noah)/ヴォクシー/シエンタ(New Sienta)/クラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)/カローラシリーズを対象にナビの改善が見られました。

そして今回、私の新型ヴォクシーでもOTAアップデートを実施し、改善ポイントをチェックしていく一方で、気になるポイントや一部の噂について検証していきたいと思います。


まずはおさらいも兼ねて新型ヴォクシーをOTAアップデートしていこう

っということで、早速新型ヴォクシーもOTAアップデートの準備を進めていきましょう。

基本的な手順は、前回ブログにてご紹介した新型シエンタ(New Sienta)と全く同じで、エンジン始動後にしばらく時間が経過したら、上の画像の通り「ソフト更新通知」の新規ウィンドウが表示されるので「OK」をタッチします。

その後、左側に利用規約のウィンドウが表示されるので「同意する」をタッチします。

利用規約に同意したら、上の画像の通り「マルチメディア」からダウンロードがスタートします。

マルチメディアのダウンロードは概ね1分ぐらいで完了します。

マルチメディアの次は「Navigation」のダウンロードがスタートします。

こちらは概ね5分位で完了します。

ディスプレイオーディオの再起動はボリュームダイヤルを長押しすればOK

マルチメディアとNavigationのダウンロードが完了したら、上の画像の通り「ソフトウェア更新の準備が完了しました」の新規ウィンドウが表示されるので、「OK」をタッチします。

なお「次回電源をOnしたときに、更新後のソフトウェアで起動します」と記載されていますが、わざわざエンジンを再始動する必要はなく、ボリューム調整するダイヤルを「3秒~4秒ほど長押し」すれば再起動するので、これで更新後のソフトウェアで起動します。

再起動が完了して、しばらく待機していると、上の画像のように「ソフトウェアの更新が完了しました」の新規ウィンドウが表示されます。

OTAアップデートの更新履歴をチェックしていこう

実際に「歯車マーク(設定)」のソフトウェア更新項目にある「履歴」をチェックしていくと、2023年2月2日にOTAアップデートが完了したことに加え、上の画像の通り、”ざっくり”とした更新内容が記載されています。

◇ナビゲーション関連/音声認識関連
・動作不良の解消
・動作安定性の向上

この程度の情報では、具体的に何が解消され、どのように向上したのかが全くわからないですし不親切。

情報の見える化を大事にしているトヨタとは思えないようなお粗末な情報提供だと思いますが、より詳細な情報はMY TOYOTAの「カーナビ/オーディオ」項目にある「データ更新情報について」から確認することが可能です。

しかしながら、そもそもこのようなところに更新情報が掲載されていることすら知らない方も多いと思いますし、トヨタはもっとユーザーやトヨタディーラーに情報を共有するように徹底した方が良いのでは?と思ったりもします。

ノア・ヴォクシー(2022.01-)、シエンタ(2022.07-)、クラウン(2022.09-)、カローラ(2022.10-) に向けて、最新ソフトウェアを配信開始しました。

ソフトウェアバージョンは、オーディオ:1502/ナビゲーション:1502、オーディオ:1503/ナビゲーション:1503または、オーディオ:1506/ナビゲーション:1506です。(車両により異なります)対象のお客様には、順次ナビ画面にお知らせが表示されますのでご確認ください。

今回の更新で下記の機能が追加となりました。

【全車両共通】
・目的地設定時のサービスエリア/パーキングエリアの到着時刻の表示
・通話画面の表示を改善
・動作不良の解消
・動作安定性の向上
・自宅登録ボタンの改善

【シエンタ、クラウン】
・エネルギーフロー画面の改善
・ナビゲーション機能の改善
・一般道優先の追加
・オペレーションサービスの音量調整関係の不具合の改善
・Bluetooth機器設定画面の改善
・ドライバー特定失敗時の表示改善 等

via:Toyota

ちなみに新型ノア/ヴォクシーの場合は、「全車両共通」の項目が更新されていますが、この項目で見ても内容がざっくりとし過ぎてよくわからないですね…

ちなみにこの記載内容だと、新型ノア/ヴォクシーのナビの行先・目的地設定の際、「他のルート」は何も変更されていない?という風に感じるかと思いますが、実際にアップデート後の他のルートを見ていくと…?

新型ノア/ヴォクシーでも「他のルート」は変更されていた

実はこんな感じで新型シエンタ/クラウンクロスオーバーと同じように「推奨(有料道路優先)」「距離優先」「一般優先」「省エネ」「時間優先」の5項目に更新されているんですね。

さすがにこの情報って結構大事だと思うのですが、「全車両共通」に記載しなかった理由は何なのか?が気になる所です。

ちなみにこちらが、2023年2月1日よりも前までの「他のルート」。

「推奨」「距離優先」「一般優先」「時間優先」「関東ETC2.0料金割引優先」の5項目で、「関東ETC2.0料金割引優先」が廃除されて「省エネ」に変更されています。

そしてこちらが、2022年1月に新型ノア/ヴォクシーが発売された直後の「他のルート」。

「推奨」「最短」「時間優先」「関東ETC2.0料金割引優先」の4項目で、「一般優先」や「距離優先」「省エネ」すらも選択肢に含まれていない残念な仕様となっています。

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