ホンダ新型N-ONEやメルセデスベンツGLEクラス、アウディQ8にリコール!更にロールスロイス・ドーンは「たった1台のみ」排ガス基準値を超える恐れがあるとしてリコール

最悪の場合、エンジンが停止する恐れあり

メルセデスベンツML350やGLEクラスなどの7車種・計11,387台に大量リコール。

不具合内容としては、後部車枠において、設計公差が不適切および製造誤差が大きいため、リアゲート周り等の水密性が不足しているものがあるとのこと。

そのため、走行時等の車枠のひずみにより雨水が少量ずつ荷室内に浸入し、雨水の浸入が繰り返されることによりスペアタイヤの格納室がやがて浸水して、近傍にある燃料ポンプコントロールユニット内にも水分が浸入することで、最悪の場合、走行中に警告灯の点灯と共にエンジンが停止するおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は起きていないものの、既に8件もの不具合が報告されており、ドイツ本社からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ML350]
・RBA-166057/WDC1660572A011613~WDC1660572A617952/平成23 年 11 月 1 日~平成27 年 10 月 6 日/1,400台(右ハンドル仕様)

[GLE350d 4MATIC]
・LDA-166024/WDC1660242A084258~WDC1660242A999918/平成24 年 6 月 18 日~平成29 年 12 月 8 日/5,748台(右ハンドル仕様)

・LDA-166024/WDC1660242B000091~WDC1660242B193675/平成29 年 10 月 3 日~平成31 年 4 月 8 日/577台(右ハンドル仕様)

・-166024-/WDC1660242A940167/平成29 年 7 月 6 日/1台

[GLE350d 4MATICクーペ]
・LDA-166024/WDC2923242A013661~WDC2923242A148505/平成27 年 11 月 26 日~令和元年 7 月 25 日/2,018台(右ハンドル仕様)

・-166024-/WDC2923242A115684~WDC2923242A148615/令和元年 8 月 24 日~令和2 年 1 月 6 日/32台(右ハンドル仕様)

[AMG GLE43 4M]
・CBA-166064/WDC1660642A658348~WDC1660642A998266/平成28 年 2 月 24 日~平成30 年 5 月 16 日/457台(右ハンドル仕様)

・CBA-166064/WDC1660642B000653~WDC1660642B162371/平成29 年 10 月 3 日~平成30 年 10 月 25 日/97台(右ハンドル仕様)

[AMG GLE43 4M C]
・CBA-166064/WDC2923641A012827~WDC2923641A146079/平成27 年 10 月 5 日~令和元年 6 月 3 日/344台(左ハンドル仕様)

・-166064-/WDC2923641A145593~WDC2923641A146584/令和元年 8 月 24 日~令和元年 10 月 2 日/2台(左ハンドル仕様)

・CBA-166064/WDC2923642A089156~WDC2923642A147796/平成29 年 10 月 10 日~令和元年 6 月 3 日/122台(左ハンドル仕様)

・-166064-/WDC2923642A071852~WDC2923642A139898/平成30 年 2 月 24 日~令和元年 11 月 7 日/3台(右ハンドル仕様)

[AMG GLE63S 4M]
・CBA-166074/WDC1660742A013892~WDC1660742A593443/平成24 年 1 月 7 日~平成27 年 12 月 15 日/255台(右ハンドル仕様)

・CBA-166074/WDC1660751B057883~WDC1660751B162005/平成30 年 2 月 13 日~平成30 年 9 月 19 日/4台(左ハンドル仕様)

・CBA-166074/WDC1660752A569061~WDC1660752A987008/平成27 年 7 月 10 日~平成30 年 5 月 16 日/177台(右ハンドル仕様)

・CBA-166074/WDC1660752B002883~WDC1660752B162592/平成29 年 10 月 18 日~平成30 年 9 月 10 日/8台(右ハンドル仕様)

[AMG GLE63S 4M C]
・CBA-166074/WDC2923751A012828~WDC2923751A143549/平成27 年 11 月 26 日~令和元年 6 月 3 日/140台(左ハンドル仕様)

・-166074-/WDC2923751A140654~WDC2923751A145374/令和元年 12 月 2 日~令和元年 12 月 2 日/2台(左ハンドル仕様)

改善措置としては、全車両、スペアタイヤの格納室を点検し、ドレインプラグを装着する。既に浸水している場合は、燃料ポンプコントロールユニットを新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。


クラッチ操作ができず変速できない恐れアリ

続いて、ホンダ新型N-ONEの1車種・計652台にリコール。

不具合内容としては、手動変速機を搭載した車両において、ピークトルクリミッタの樹脂製ハウジングの成形条件が不適切なため、当該ハウジングの強度が低下したものがあるとのこと。

そのため、クラッチの繰返し操作によりハウジングが破損し、クラッチ液が漏れ、最悪の場合、クラッチ操作ができず変速できなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、取引先からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[N-ONE]
・6BA-JG3/JG3-2004721~JG3-2006188/令和 3 年 3 月 12 日~令和 3 年 4 月 28 日/652台

改善措置としては、全車両、ピークトルクリミッタを良品と交換するリコール作業を実施するとのことです。

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