これ買える気がしないな…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアで新たな動き?多くのディーラーでは「抽選方式」で、「商談順の抽選予約」を導入するところも

新型アルファード/ヴェルファイアを購入するのは思った以上にハードルが高いかもしれない

2023年5月以降に発表・発売予定と噂されているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)。

前回のブログでは、台湾向けのプレゼン資料がリークされ、これまでのオラオラ顔を踏襲するような威圧感と覇気あるデザインに身をまとい、内装も豪華絢爛でフラッグシップショーカーらしい満足度の高いものを提供するミニバンとなることが明らかとなっていますが、ようやくこのモデルについて日本の一部トヨタディーラーでも新たな動きが出てきています。

これまでの自動車ディーラーの購入の流れとしては、ディーラー訪問する前に商談予約を行い → 商品説明やカタログでの装備・デザイン確認 → 見積もり作成 → 内容や納期に納得いけば商談成立で注文書発行 → 納車待ち・諸々の登録 … 納車という流れになりますが、どうやら新型アルファード/ヴェルファイアはこれまでの流れとは大きく異なるようです。


まずは商談順を決めるための抽選に申し込む

via:AutonetMagz

今回、私がいつもお世話になっているトヨタディーラー3社の情報を集約させていただくと、それぞれ販売チャネルや親会社は異なるものの、新型アルファード/ヴェルファイアの商談成立・正式な注文書作成までの流れが独特で、どんなに商談予約をしても「買えない」恐れもあるようです。
注)あくまでも私がお世話になっているトヨタディーラーでの話となりますので、他の店舗も全く同じ方式を採用するとは限りませんのでご注意ください

っというのも、まず1店舗では「商談の順番」を決めるためにディーラー独自の抽選に事前に申し込む必要があるわけですが、まだ正式な発売時期やグレード、価格帯、納車時期なども全くわからない状況であるにも関わらず、既に200組の申し込みがあったとのこと。

そしてこの200組の応募者の中から、ディーラー独自に商談するための順番を決めていくわけですが、場合によっては一番最初に申し込みをしたのに、抽選結果として200番目の商談権を得る、ということも考えられるかもしれません。

なおこの商談順によっては、初回生産枠や2巡目の生産枠、3巡目の生産枠が決められるわけですが、そもそも初回生産枠の納期の幅がどれぐらいなのかもわからないですし、もしかすると「初回生産枠=2023年度内」「2巡目の生産枠=2024年度内」ということも考えられそう。

「商談順の抽選」が終わったら、今度は「商談後の注文順の抽選」

via:MagX

ちなみに「商談順の抽選」が完了した後、そのあと1番目の商談権を得られたユーザーがすぐさま仕様や見積もり内容を決めたからといって、1番目に注文が行われるわけではなく、今度は「初回生産枠の注文順」をディーラー独自の抽選で行う予定とのことで、まさか「商談順」と「注文順」を決めるために最低2回の抽選を通過しなければならないとは…

どこか二度手間な気もしますが、こればかりは運に頼らざるを得ないわけで…そこまでして新型アルファード/ヴェルファイアを購入したいというユーザーが多くいらっしゃるのも驚き。

なお、この抽選方式はあくまでも1店舗の内容であり、2店舗と3店舗目も少し内容が異なります。

2ページ目:レクサス新型RXのように既存顧客を優先した抽選方式を採用しているディーラーも?