ちょっと早過ぎ&高過ぎ?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスが早くも大手中古車サイト・カーセンサーにて販売中。中古価格は500万円超え
カーセンサーに登場する前、業者オークションでも複数台出品されていた新型プリウス
2023年1月10日に発表・発売されたばかりとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)。
発売から既に1か月が経過しましたが、当ブログの読者様からも多数の納車報告を頂いていて、いよいよ本格的にユーザー向けの納車が始まっています。
ただその一方で、初回生産枠の少なさや事前予約の多さから「納期1年以上」と回答しているトヨタディーラーも非常に多いため、早くも「買いたくてもすぐに買えない車」になっています。
そんな新型プリウスですが、2023年2月に入ってから少しずつ国内業者オークションにて出品されるようになり、更には同月12日に大手中古車サイト・カーセンサーにも出品されていることが明らかとなりました。
新車価格は370万円だが、カーセンサーでは498万円からの販売
こちらが今回、大手中古車サイト・カーセンサーにて販売されている新型プリウス。
グレードとしては、一番人気となる排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+新世代ハイブリッドを搭載する2.0L HEV Zグレード[2WD]で、ボディカラーも一番人気のプレシャスホワイトパール。
基本情報を見ていくと、年式は2023年式で、走行距離は100km程度、車検有無が2026年1月とのことから、おそらくユーザーもしくは業者に納車されたのは2023年1月だと予想され、約1か月もしくは数週間後に手放した可能性が高そうですね。
ちなみに販売元は、東京都足立区を拠点とするディー・スピリットオートさんですが、気になる中古車の車両本体価格は498万円(税込み)に対し、諸費用などの総支払額は更に+41万円アップの539万円(税込み)となっています。
思った以上に早く、それでいて予想以上の高額値で(プリウスで500万円超えは結構インパクトがあるな…)販売となっている新型プリウスですが、2.0L HEV Zグレード[2WD]の新車販売価格が370万円(税込み)となるため、それに対して+160万円上乗せでの販売ということに。
オプションは納期優先で最小限?
出品されている車両の画像を一通り見ていくと、納期遅れの要因となっているパノラマガラスルーフ(手動サンシェード付き)は装備されておらず、以下の通り納期優先の仕様になっている可能性が高そう。
◇プラチナホワイトパールマイカ:33,000円
◇デジタルインナーミラー:89,100円
◇ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)PLUS:61,600円
Zグレードはほぼほぼ装備が標準化していることもあって、メーカーオプションの数も抑えられている方。
なのでメーカーオプションの総額が、上の通り183,700円(税込み)だったとすると、車両本体価格とメーカーオプション代、必要最低限のディーラーオプション費用、メンテナンスパッケージを含まない諸費用だとすると、新車総額は400万円~410万円ほどと考えられます。
ユーザー向けの車両が多く納車されていく一方で、大手中古車サイトにも続々と出品されることになりますが、2023年3月に発売される最上位グレードPHEV Zグレードが購入できるレベルのプリウスHEVは中々に強烈で、「果たしてこの金額で購入するユーザーが現れるのだろうか?」という疑問も。
新型プリウスのアクセルペダルはオルガン風に変更
ちなみに内装は無償オプションの合成皮革+マチュアレッド×ブラックで、インパネ部分には一文字のアンビエントライト(レッド)を標準装備。
運転席にはレーダー探知機も装備されています。
あと運転席のアクセルペダルは吊り下げ式ではなくオルガン風(実際は吊り下げ)ですが、ブレーキペダルを踏む際にヒール・アンド・トゥするようなレイアウトでもあるのは少し心配に思う所。
12.3インチディスプレイオーディオに早くも不満?
12.3インチのワイドディスプレイオーディオには、標準装備のパノラミックビューモニター[PVM](床下透過表示機能付き)も。
そして個人的に気になっているのは、なぜディスプレイオーディオのボリュームダイヤが右側でなく、運転席から一番遠い左側に設けられているのか?ということ。
参考までに、他グレードにて標準装備されている8インチディスプレイオーディオでは、右下の運転席から一番近いところにボリュームダイヤルが装備されていて使いやすいのに…
改めてディスプレイオーディオの統一感の無さや使い勝手の悪さ・ユーザービリティの低さはトヨタの今後の課題ではないかと思います。