あの噂は本当だったのか…日産がホンダ新型フリードやトヨタ・シエンタ対抗のコンパクトミニバン開発へ!やはりノートe-POWERがベースか?

カーメディアが報じていたのが本当だったとして、内部から早い段階でリークされていたということに

自動車情報誌ベストカーさんが以前より度々報じていた、ホンダ・フリード(Honda FREED)やトヨタ・シエンタ(Toyota Sienta)対抗の日産コンパクトMPV。

ベストカーさんの報道によると、ノートe-POWER(Nissan New Note e-POWER, E13)をベースとしたコンパクトMPVが販売されると報道してきましたが、本モデルに関する情報は日産公式からも一切明らかになりませんでした。

いわゆる「飛ばし記事?」とも云われたこの情報ですが、どうやら日産から本当にコンパクトMPVが市販化される可能性が高いとのこと。


日産メーカーとディーラーとの製品勉強会にて明らかになったコンパクトMPVの存在

これは私がいつもお世話になっている日産ディーラーからの情報になりますが、以前メーカーと日産ディーラーを対象に開催された”とある”製品勉強会において、ディーラースタッフの方からメーカーに対し、「今後日産が販売を予定している新型車について」質問をしてみたところ、どうやらホンダ新型フリードとトヨタ・シエンタを対抗とするコンパクトMPVの開発プロジェクトが始動している、との回答が。

但しここで注意してほしいのは、現時点ではこのコンパクトMPVのベースが何なのかは一切明らかにされておらず、ベストカーさんが報じたノートe-POWER(E13)をベースにした派生車種なのか、それとも全くの新しい新型車としてするのかまでは不明。

ベストカーさんは以前より、(ノートベースが正しいかは別にして)フリードやシエンタ対抗のコンパクトMPVに関する報道を繰り返してきたことから、おそらくは日産内部とのつながりがあり、密かに情報を入手していたのではないか?と推測しますが、もしかすると今回の詳細なプロジェクトについても、何かしら情報を得ているかもしれませんね(意図的に異なる情報を織り交ぜている可能性もある)。

日産のコンパクトMPVこそ、ファミリーユースだけでなく新規顧客を獲得できるチャンス

2024年6月には、ホンダからも3代目としてフリードがフルモデルチェンジを果たしますし、トヨタ・シエンタも2024年5月20日にはフルモデルチェンジ後”初”となる一部改良で商品力を向上させる予定ですから、これらの流れに遅れないためにも、日産としても(セレナC28同様に最後発ではありながらも)新たなカテゴリで勝負したいのは当然と言えば当然。

ファミリーユース世代はもちろんのこと、5ナンバーサイズで登場すれば使い勝手や取り回しのし易さなどから、免許とれたてのZ世代、つまりは新規顧客を獲得できるチャンスでもありますから、日産もできるだけ早く開発を進めて市販化にこぎつけたいと思うんですね。

それにしても、まさか日産からもコンパクトMPVの市販化に向けての開発が進められるとは…

もしかすると、過去に日産が販売したキューブ(Cube)を現代的な解釈で復活させる?という可能性もありそうですが、もしそうであれば中々に魅力的。

日産がラインナップするミニバンは、エルグランドが完全なモデル末期なので、実質セレナ(New Serena, C28)の一本のみ。

ここに更なる販売台数増が見込めるコンパクトMPVが追加されれば、日産も更に勢いを付けることができそうし、エルグランドも2025年以降のフルモデルチェンジが期待できますから、今後の展開にも期待したいところ。

2ページ目:日産のコンパクトMPVは、既に中期経営計画The Arcのティーザー動画にて登場していた?