フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて4か月が経過。走りやデザインは満足だが、ナビディスプレイの不満・不具合も多くまだまだ課題が残る?

(続き)ホンダ新型シビックタイプR(FL5)の納車後4か月インプレッション

引き続き、ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて4か月経過してのインプレッションをお届けしたいと思います。

ナビのGPSロストや位置ズレが多い

こちらも納車直後から度々発生しているナビのGPSロストや位置ズレ。

実際に走行しているところと、ナビの自車位置が合っていないことを指しますが、納車されて3か月が経過したあたりから、更に頻繁的にGPSロスト・位置ズレの不具合が多くなったように感じられ、既5回以上は発生しています。

しかもこの症状が起きるのは、国道の大通りやワインディング、高速道路と様々で「ある特定の場所」で発生するというわけでは無さそうなんですね。

特にワインディングといったカーブの多いところだと、走行中にナビをチラ見しつつ走らせることがあるので、そういったときにナビの自車位置がコースアウトして海に飛び込んでいったときは「えっ?」と焦ったこともあったため、あまりにも心臓に悪い不具合は止めてほしいところ。

こういったことはあまり言いたくないのですが、実際に所有して普段使いしている身からすると、Honda CONNECTディスプレイオーディオの完成度はお世辞にも高いとは言えず、まだまだ課題は多いように感じました。


強制的にブラックアウト

これも納車されてから3か月経過したあたりで定期的に発生していることなのですが、ディスプレイオーディオが強制的にブラックアウト(シャットダウン?)するということ。

つまり画面が真っ暗になってしまうわけですが、問題なのはその後。

トヨタ/レクサスの新世代ディスプレイオーディオPLUSもブラックアウトしますが、その後自然と再起動するものの、シビックタイプR(FL5)のディスプレイは再起動せず暗いまま。

ボリュームダイヤルを長押ししても反応しないですし、もちろん音楽も再生されないままなのですが、フル液晶メーターは生きているため自走は可能。

ただナビが消えたまま走らせるのも何だか変な感じなので、途中コンビニなどに立ち寄ってエンジンを再始動すると、無事ディスプレイオーディオも立ち上がるのですが、これが高速道路で発生するとなるとかなり不便に感じます(特に目的地設定している場合)。

ブラックアウトする理由は不明ながらも、以前いつもお世話になっているホンダディーラーに相談したところ、そういった報告例は今のところ挙がっていない(そもそもまだ多くの個体が納車されていないためデータが無い)とのことから、今後納車が進めば報告例は増えてメーカーにも情報が行きわたるのではないか?とのことです。

以上がシビックタイプR(FL5)が納車されて4か月経過してのインプレッション・雑感・不満になりますが、走りの完成度が高いからこそ「ナビの不具合なんか、どうでもイイや」と思ってしまいがちですが、ソフトウェア系の改善と完成度が更に高まれば、これ以上文句のないスポーツカーに仕上がるのではないかと思います。

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