結局乗り心地はどうなん?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウス雑感③!一般道や高速道路ともにコンフォート寄り…ステアフィールは軽め?

新型プリウスは若者が求める理想を凝縮した一台かもしれない

2023年2月に私に納車されたばかりとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEV G[2WD]。

前回のブログでは、主に高速道路メインのインプレッションをお届けしましたが、今回は一般道をメインとした乗り心地やステアリングフィールにインプレッションしていきたいと思います。

私が所有するプリウスは、19インチの大口径アルミホイールに、195/50R 19インチのヨコハマ製ブルーアースG7(YOKOHAMA BlueEarth)を標準装備しますが、19インチサイズであれば225mmや235mmといった太めのタイヤ幅がイメージし易いところ。

195mmだと接地面積やグリップ力に不安を感じる方も多いかと思いますが、まずは普段使いしてみての印象をお届けしたいと思います。


新型プリウスの一般道での乗り心地はどうだ?

まずは新型プリウスの一般道での乗り心地についてインプレッションしていきましょう。

比較的道がキレイな大通りから、あまりキレイではないマイナーロードを走らせてのインプレッションとなりますが、まず道がキレイな大通りですと、19インチタイヤといえども乗り心地はコンフォート。

一部モータージャーナリストさんの中には「カタめ」と表現されている方もいらっしゃいますが、確かに先代50系プリウス以前に比べると、シャキっとしたカタさが明確に表れているように感じられますが、ここ最近トヨタがラインナップしている新型ハリアー(New Harrier)やRAV4、カローラクロス(New Corolla Cross)といったSUV系でも「カタさ寄り」の乗り心地という印象を受けたり。

そう考えると、先代以前のプリウスを乗り継いできた方からすると「カタめ」という表現はマッチしているのかもしれませんね。

ただ、その「カタめ」というのもスポーツカーのようなガチガチして突き上げが目立つものではなく、どちらかというと道路と道路のつなぎ目などのちょっとした段差でも、上下の揺れをある程度抑えてくれるような、先代クラウンの「いなしサスペンション」に近いものがあります。

先代クラウンの「いなしサスペンション」とは言っても、上質で揺れを感じさせないほどの完成されたものではなく、あくまでも新型プリウスの乗り心地はマイルド&スポーティ。

見た目やスタイリング、2.0L HEVのパワフルな加速力、スポーティながらもグランドツーリング向けに思わせる乗り心地など、近年のミドルサイズセダン以上にて見られる要素を上手く見定めた一台だと思いますが、そういったミドルサイズセダン級の高いレベルに近づけているのが新型プリウスだと思います(とりあえず良く出来た車です)。

2ページ目:新型プリウスでマイナーロードを走らせてみると…?ステアリングフィールは軽め?