えっ、もう?マツダ新型CX-50に早くもリコール!日産アリアは「ハンドルをボルト固定していない」インフィニティ新型QX60は「シートを後ろにスライドし過ぎると動かない?」

どうやらワイヤーハーネスに不具合があったようだ

北米市場だけでなく中国市場でも販売されているマツダの新型CX-50。

マツダのスモール商品群で、新世代CXシリーズの記念すべき第一弾となるCX-50ですが、早くもこのモデルにリコール。

対象はアメリカユーザーに納車されている560台のCX-50で、マツダ・ノースアメリカン・オペレーションズは、2022年8月に不具合のあるワイヤーハーネスを発見。

定期検査では、5台以上の車両のワイヤーハーネスの接着剤取り付けブラケットが剥がれている(または外れている)ことを確認し、当該車両は港湾施設に仮置きされていました。

ハーネスの取付け方法に不備があった模様

ディーラーが取り付けているアクセサリハーネスキットを使用したCX-50ですが、その後の検査では同様の問題は見られず、マツダは依然としてこの問題の調査を継続することを報告。

品質監査委員会は、2023年2月に入手可能な情報を見直し、ハーネスを交換するために560台ものCX-50をリコール届出することを決定しました。

今回問題となっているハーネスは、マツダが公表している不適切な取り付け方法が原因で外れる恐れがあるとのことで、4ピンおよび7ピンハーネスの部品番号「VA40V7780」「VA41V7780」がリストとして掲載されています。

両方とも、アメリカ・ウィスコンシン州に拠点を置くCurt Manufacturing Inc.と呼ばれる会社から提供されていて、Remedyハーネスは、ルーティングと取り付け方法が異なる改良された設計を特徴としており、取り外しのリスクを排除しています。

そのため、ディーラーは元のワイヤリングハーネスから、改良されたワイヤリングハーネスに交換するリコール作業を実施する予定で、後々カナダ市場向けにも生産された2,592台も含め、合計3,152台が対象になる予定とのことです。


インフィニティ新型QX60にも早くもリコール!

続いて、2022年夏頃に発表・発売したばかりとなるインフィニティ新型QX60ですが、早くもこのモデル17台に不具合があったとしてリコール。

対象モデルは、2022年8月31日~9月2日に製造されたQX60のみで、2列目調整シートのシートトラックのリアストッパーの距離が正常ではないため、意図したリヤストッパーポイントを超えてシートを動かすことが出来なくなるとのこと。

つまり、2列目シートを一番後ろまで下げてしまうと、その後調整ができなくなるという不具合のようです。

ちなみにこの不具合、2022年9月6日の定期的な品質チェック中に、2列目シートが最後部の位置で動かなくなったことをエンジニアが発見。

日産とサプライヤーは、整備技術者が誤ってストッパーを交換した可能性があるとして、2列目シートトラックストッパーだけでなく、2列目シート自体を新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。

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