レクサス新型NX350h F SPORTが納車されて1年3か月が経過!このクルマは「快適だから乗っていたい」というよりも「楽しいから乗っていたい」

気が付けば私の新型NXも納車されて1年3か月が経過するのか…

時が過ぎるのは早いもので、2021年12月に私に納車されて1年3か月が経過したレクサス新型NX350h F SPORT[2WD]。

2023年3月1日には、フルモデルチェンジ後”初”となる一部改良により、一部装備の見直しに加え、剛性や走りの質向上といったビッグマイナーチェンジ相当のアップデートが実施されました。

発売直後は、大量のバックオーダーを抱えることとなり「いつ納車されるかわからない…」ことがほとんでしたが、2023年1月~3月に海外向けから国内向け生産へとシフトしたことで、大量のバックオーダーを捌くことができ、一部改良版のモデルをこれからオーダーしても半年以内に納車可能など、メーカーも徐々に回復傾向にあるようです。


NX350h F SPORTはスポーティさだけに特化したモデルではない

改めて納車後1年3か月が経過しての新型NX350h F SPORTをインプレッションしていきましょう。

F SPORTと聞くと、足回りガッチガチのスポーツモデルという印象を持ちそうなところですが、実際に普段使いや中距離・長距離移動を行ってみると、確かに若干足回りはカタメではあるものの、それが決して不快に感じるわけではなく、段差やマンホールを通過したときの衝撃を吸収するかのような減衰性は高めなので、突き上げるような印象は少な目。

基本的にはECOモードで走行することがほとんどですが、ECOモードにしているからといって走りやステアリングフィールに刺激が感じられない?というわけではなく、F SPORT本来のキビキビとした走りや、ステアリングを切った分だけしっかりと曲がるという特性はSUVとは思えないほど。

特にヘアピンのような大きく曲がる所だと、手前での回生ブレーキによる強めの減速と、徐々に操舵角が大きく異なるで、それに応えるかのようにリニアに切れていくタイヤとコーナリングの相性は絶妙で、特に大きなアンダーステアを出すこともなく「安心してワインディングを走れる」というのも、このクルマの魅力だと思うんですね。

「快適だから乗っていたい」というよりは「楽しいから乗っていたい」

私自身、先代後期仕様のNX300h F SPORTに乗っていたこともあり、ワインディングでのコーナリングの弱さ(特に下りでのコーナリングと足回り)を体感したこともあって、フルモデルチェンジした2代目では改善されたのだろうか?大丈夫なのだろうか?という不安はあったものの、そのような不安・心配は杞憂に終わり、「まるで先代とは別物」と思わせるほどの進化でした。

不思議とこの車を走らせるときは、街中や高速道路よりも、ちょっと複雑なコーナーが見え隠れするようなワインディングをメインにすることが多く、(前回のブログでもお伝えしましたが)感覚的にはSUV乗っているというよりも、重心位置の低い4ドアスポーツセダンやハッチバックに乗っているような感覚になるため、「快適だから乗っていたい」のはもちろんですが、「楽しいから乗っていたい」という気持ちにさせてくれるSUVは、現在所有している中ではダントツでNXだと考えています。

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