フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザープラド(250)は「3種類の顔」が設定されるとの報道。一つは再再販で話題の新型ランドクルーザー70風の丸目に?

丸目の新型プラドが登場するのであれば、初代ランクルワゴンのような原点回帰を狙う?

2023年秋~冬にかけて発表・発売予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザープラド(Toyota New Land Cruiser Prado)。

厳密には、ランドクルーザープラドの後継機種として新型ランドクルーザー250がデビューするとの情報もありますが、どうやらこのモデルに「3種類の顔」が設定されるとの報道。

しかも3種類の顔がラインナップされるなかで、一つは一部改良版・新型ランドクルーザー70(ナナマル)のような丸目のヘッドライトを設定するそうです。

2023年3月中旬時点では、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにも具体的な情報は展開されていないものの、「2023年内には、ランドクルーザー70の再再販とともに、ランクルプラドの後継機種もデビュー予定」という形で通知は来ているとのこと。


新型ランクルプラドも、ランクル300同様に大量のバックオーダーを抱えることになりそうだ

国内自動車情報誌ベストカーさんの報道によると、2023年秋以降に発売予定となっている新型ランクルプラドでは、癒し系オフロードのランドクルーザー70のような丸目ヘッドライトや、2021年8月に発売された新型ランドクルーザー300のようなキリっとした目つきがラインナップされるなど、その顔つきはグレードによって様々だとか。

特に丸目のヘッドライト仕様については、1985年~1990年に発売された初代ランドクルーザー70ワゴンを彷彿とさせるようなデザインになると予想され、これまでトヨタ以外にも、他の自動車メーカーが採用しているような「原点回帰」を狙うモデルになるのかもしれません。

ちなみにランドクルーザープラドの先祖でもある初代ランドクルーザーワゴンは、ランクル70系の派生&ライドデューティー版としてラインナップされ、パワートレインも70ヘビー系(40系のフルモデルチェンジ版)の直列6気筒エンジンではなく、直列4気筒エンジンを搭載。

ランクル300よりも安価になることは容易に想像できるが…

ベストカーさんが報道する内容が事実であれば、新型ランドクルーザープラドはユーザーの好みにマッチしたフレキシブルなモデルになることが期待されますが、一方でランクル300同様に発売前から大量のバックオーダーを抱える可能性も十分に考えられそうですし、「発売から受注一旦停止」といった珍しい例も起こりそう。

3種類の顔が設定されるということは、3種類の型費用に加え(リヤデザインはさすがに共通にしてくると思うが…)、開発費も膨大になることを考えると、その開発費を回収するためにも製造台数を多く設定してくることは容易に想像できるところですし、価格帯もランクル300よりも安価に設定してくることは確実。

新型ランクルプラドでも誓約書は必須?

あとはランクル300のように、業販売りの割合がどれだけになるのかも気になるところですが、日産の一部改良版・新型GT-R R35(2024年モデル)のように業販売りを禁止するような動きも、もしかしたら起きるかもしれませんね(可能性はゼロとも言い切れない)。

もう一つは「新車登録後、最低でも1年は転売・輸出しない」といった誓約書にサインを求めるような、ここ最近の通例の儀式などもあるかもしれません。

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