フルモデルチェンジ版・メルセデスベンツ新型GLCクーペが世界初公開!何とCd値はトヨタ新型プリウスと同じ「0.27」…GLCクラス同様に直4マイルドハイブリッドの300 4Maticデビューで

遂に新型GLCクーペデビュー!GLCよりも伸びやかなフォルムを持ち、テールデザインも差別化

前回のブログにて、メルセデスベンツのフルモデルチェンジ版・新型GLCクーペのティーザーが公開されたことを紹介し、2023年3月14日に公式デビューすることをお伝えしましたが、ようやく本モデルの内外装デザインやパワートレインが明らかとなりました。

今回発表されたモデルは、第二世代となるGLCクーペで、新型GLCクラスと共通のプラットフォームを採用し、よりスタイリッシュで伸びやかなフォルムを特徴とした一台。

基本的にはGLCクラスと共通のデザインを持ちますが、スタイリング以外にも一部差別化されたところもあり、空力性能も向上しているとのこと。


GLCクラスの派生版ながらも、顔つきはシンプルで落ち着いた印象

こちらが今回、世界初公開された新型GLCクーペのエクステリア。

今回はあくまでも北米市場向けで、グレードとしてはGLCクーペ300 4Maticとなります。

新型GLCクラスと共通のデザイン言語を持ちつつ、派手なアクセントは特に無し、ボディスタイルは伸びやかな4ドアクーペをリフトアップしたようなデザインとなっています。

初代GLCクーペと大きく異なるポイントとしては、抗力係数(Cd値)0.30 → 0.27へと改善されたことで走行性能が更に安定し、全長も+31mm長くなって4,763mmと伸びやかになり、2列目後席の足元スペースも大きく確保されているとのこと。

GLCクーペの抗力係数(Cd値)は、トヨタ新型プリウスと同じ「0.27」

ちなみにこのCd値は、トヨタ新型プリウス(Toyota New Prius, 60系)と同じ数値で、プリウスの初代0.30 → 2代目0.26 → 3代目0.25 → 4代目0.24に比べると悪化しているものの、19インチ幅細タイヤ(幅205 → 幅195幅)と、マイナス40mmの低全高により、抗力に関わる全面投影面積が小さくなったことで、抗力自体は低く抑えられています。

プレミアムSUVらしい洗練されたクリーンなデザイン

サイドも伸びやかなでクリーンな印象を与えつつ、フロント・リヤフェンダーモールも無塗装ブラックではなく艶有りブラックに仕上げることで都会派クロスオーバーを強調。

イメージカラーはシンプルなブラックですが、ウィンドウモールやホイールリムなど、メッキ加飾を最小限に抑えることで(無駄な加飾がほとんど無い)スマートな印象を与えてくれるのはメルセデスらしいところ。

リヤテールランプ意匠は新型GLCクラスと差別化

こちらはリヤクォータービュー。

本モデルの一番の注目どころは、大きく傾斜したリアガラスの下に配置された一体型ダックテールスポイラーや、GLCクラスと差別化されたL字型LEDテールランプ意匠。

おそらくテールレンズはGLCクラスと共通だと思いますが、水平基調のテールランプではなく、クーペスタイルとの共通性を持たせたL字型が何ともオシャレでシャープ。

そしてフェイクベント付きのリアバンパーや、無塗装ブラックのプラスチック製クラッディング、デュアルテールパイプフィニッシャー、リヤディフューザー周りのクロームディテールを装備するなど、細かく見ていくとGLCクラスと差別化しているところも多く、しかし無塗装ブラックの樹脂パーツがちょっと目立つのは残念なところ(せっかくフェンダーモールが艶有りブラックなので、クラッディングが目立ち過ぎている)。

この他本モデルのオプション機能としては、洗練されたデザインをさらに引き立てるステンレス製のランニングボードや、LEDヘッドライト+デジタルライトシステムのセットオプション、更にAMGラインと呼ばれるパナメリカーナグリルとスポーティバンパー、19インチアルミホイールもラインナップしています。

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