ごめん、これは知らなかった…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスのACC速度調整幅は「±1km/h」だけでなく「5 or 10km/h」の設定も可能だった
今までアダプティブクルーズコントロールを愛用していただけに、こういった細かい仕様に気付かなかったとは…
2023年2月に私に納車されて1ヶ月以上が経過したトヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEV Zグレード[2WD]。
前回のブログでもお伝えの通り、新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)/シエンタ(New Sienta)辺りからアダプティブクルーズコントロール[ACC]の性能が大幅に向上し、特に高速道路の下りや前方車両との車間距離が近くなった際、フットブレーキを点灯させるような強めのブレーキではなく、アクセルオフによるナチュラルなエンジンブレーキを多用するようになりました。
そのためACCでの高速道路の燃費は非常に優秀で、区間燃費で32km/L以上を記録するときもありましたが、その一方で気になっていたのがクルーズコントロールの速度調整幅。
今までトヨタのACC速度設定は「±1km/h」の設定のみと勝手に思い込んでいましたが、どうやら「±5km/h」「±10km/h」と更に幅を広げた設定が可能であることがわかりました。
クルーズコントロールの速度調整幅の設定方法を見ていこう
早速、新型プリウスのアダプティブクルーズコントロール[ACC]の速度調整幅の変更方法を見ていきましょう。
ステアリングの左側にある十字スイッチで設定項目に移動し、上の画像にある「クルーズ」の項目があるので、ステアリングスイッチ上にある「OK」スイッチを長押しします。
すると、こんな感じでクルーズコントロールの詳細設定が表示され、「加速度設定(弱/中/強)」や「速度設定(短押し)」「速度設定(長押し)」などの項目が表示されます。
速度設定は「±1km/h」「±5km/h」「±10km/h」の3種類から設定可
まず「速度設定(短押し)」を選択すると、「OK」スイッチを押すことで「±1」「±5」「±10」の3項目から設定可能になります。
デフォルトの状態だと1プッシュで「±1km/h」の速度調整になるため、細々と速度調整するのではなく、一気に「±5km/h~」に調整したい方にはおススメかもしれません(日産の調整幅は±5km/hだった)。
そしてこちらは「速度設定(長押し)」の項目になりますが、デフォルトの状態だと長押しで「±5km/h」になります。
ゲスト登録時とユーザー時では設定が統一されないので注意
そしてここで注意してほしいのが、クルーズなどの予防安全装備関係も、ドライブレコーダーのON/OFFやシートメモリー同様に、ユーザー登録時とゲスト時で設定が統一されるわけではないので、この点は同じ設定にしていただくことをおススメします。
最近のトヨタのUX/UIは、関連記事にもある通り、あまりにもイイ加減な仕様で他車種との統一性が全く無いため、せめてユーザー登録時とゲスト時で必要不可欠と感じるポイント(特にドラレコのON/OFF設定)に関しては、設定を統一にしてほしいところです。
この他クルーズコントロールの詳細設定を見ていくと、「ガイド文言表示のON/OFF」や「カーブ速度抑制(OFF/弱/中/強)」といった項目もあるようですね。