トヨタ新型シエンタ(先代含む)/クラウンクロスオーバー/カローラ等の合計 約29万台に大量リコール!更にダイハツ新型ハイゼットなども約6,000台のリコール

新型シエンタ/クラウンクロスオーバーに3種類の不具合!

トヨタのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ/クラウンクロスオーバーの2車種・計56,405台に大量リコール!

不具合内容としては、以下の3種類となっています。

➀運転支援装置のアダプティブハイビームシステム(AHS)おいて、制御プログラムが不適切なため、走行用前照灯(ハイビーム)が自動消灯の直後に再点灯する場合、配光制御ができなくなることがあるとのこと。そのため、警告メッセージが表示し、ハイビームが点灯しなくなるおそれがある
※アダプティブハイビームシステム:周辺環境と運転状況に応じて、ハイビームの
配光を制御し、前方視界確保を補助するシステム

②後部左用座席ベルトのバックルにおいて、保持構造が不適切なため、座席内部に落ち込んで座席リクライニングができなくなることがある。その状態でリクライニング操作を行うと、バックルが損傷して当該座席ベルトが正しくロックできず、最悪の場合、走行中にベルトが外れるおそれがある

③スチール製ディスクホイールにおいて、プレス設備の管理が不適切なため、ディスクが形状不良となり、リムとの溶接強度が不足しているものがある。そのため、溶接部に亀裂が生じ、最悪の場合、ディスクホイールが破損するおそれがある


対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は無いものの、不具合件数としては➀が81件、②が5件、③が0件報告されていて、①と②は市場からの情報、③は仕入れ先からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[シエンタ]
・5BA-MXPC10G/MXPC10-1006484~MXPC10-1007370/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/189台(①、②、③)

・5BA-MXPC10G/MXPC10-1000003~MXPC10-1013787/令和 4年 6月15日~令和 4年12月 2日/3,650台(①、②)

・5BA-MXPC10G/MXPC10-1006478~MXPC10-1007363/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/281台(①、③)

・5BA-MXPC10G/MXPC10-1006485~MXPC10-1007371/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/104台(②、③)

・5BA-MXPC10G/MXPC10-1000002~MXPC10-1016844/令和 4年 6月15日~令和 5年 1月 9日/8,370台(①)

・5BA-MXPC10G/MXPC10-1000005~MXPC10-1013954/令和 4年 6月15日~令和 4年12月 5日/1,579台(②)

・5BA-MXPC10G/MXPC10-1006477~MXPC10-1007356/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/113台(③)

・5BA-MXPC12G/MXPC12-1000139~MXPC12-1000174/令和 4年10月 5日~令和 4年10月10日/6台(①、③)

・5BA-MXPC12G/MXPC12-1000000~MXPC12-1000498/令和 4年 6月15日~令和 4年12月28日/87台(①)

・5BA-MXPC12G/MXPC12-1000135~MXPC12-1000179/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/38台(③)

・6AA-MXPL10G/MXPL10-1010168~MXPL10-1011586/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/279台(①、②、③)

・6AA-MXPL10G/MXPL10-1000004~MXPL10-1022350/令和 4年 6月15日~令和 4年12月 2日/6,971台(①、②)

・6AA-MXPL10G/MXPL10-1010167~MXPL10-1011599/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/390台(①、③)

・6AA-MXPL10G/MXPL10-1010170~MXPL10-1011583/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/123台(②、③)

・6AA-MXPL10G/MXPL10-1000005~MXPL10-1028272/令和 4年 6月15日~令和 5年 1月 9日/16,604台(①)

・6AA-MXPL10G/MXPL10-1000000~MXPL10-1022627/令和 4年 6月15日~令和 4年12月 5日/1,468台(②)

・6AA-MXPL10G/MXPL10-1010171~MXPL10-1011588/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/131台(③)

・6AA-MXPL10G/6AA-MXPL12G MXPL12-1000080~MXPL12-1000093/令和 4年10月 6日~令和 4年10月11日/5台(①、③)

・6AA-MXPL10G/MXPL12-1000000~MXPL12-1000255/令和 4年 6月15日~令和 5年 1月 9日/116台(①)

・6AA-MXPL10G/MXPL12-1000081~MXPL12-1000092/令和 4年10月 6日~令和 4年10月10日/9台(③)

・6AA-MXPL15G/MXPL15-1002141~MXPL15-1002421/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/62台(①、②、③)

・6AA-MXPL15G/MXPL15-1000000~MXPL15-1004289/令和 4年 6月15日~令和 4年12月 2日/1,451台(①、②)

・6AA-MXPL15G/MXPL15-1002138~MXPL15-1002417/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/61台(①、③)

・6AA-MXPL15G/MXPL15-1002145~MXPL15-1002413/令和 4年10月 4日~令和 4年10月11日/22台(②、③)

・6AA-MXPL15G/MXPL15-1000001~MXPL15-1005587/令和 4年 6月15日~令和 5年 1月 9日/3,159台(①)

・6AA-MXPL15G/MXPL15-1000021~MXPL15-1004336/令和 4年 7月26日~令和 4年12月 2日/296台(②)

・6AA-MXPL15G/MXPL15-1002151~MXPL15-1002399/令和 4年10月 4日~令和 4年10月10日/20台(③)

[クラウンクロスオーバー]
・6AA-AZSH30/AZSH30-6000001~AZSH30-6000003/令和 4年 6月15日/2台(①)

・6AA-AZSH35/AZSH35-4000000~AZSH35-4006444/令和 4年 9月 1日~令和 5年 1月10日/4,835台(➀)

・6AA-AZSH35/AZSH35-6000004~AZSH35-6003081/令和 4年 6月15日~令和 5年 1月 9日/2,441台(➀)

・5AA-TZSH35/TZSH35-4000000~TZSH35-4002627/令和 4年10月10日~令和 4年12月28日/2,622台(➀)

・6AA-AZSH35/TZSH35-6000000~TZSH35-6000920/令和 4年 6月15日~令和 4年12月27日/921台(➀)

改善措置としては、①~③ともに以下の通り。

①全車両、前照灯用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する

②全車両、バックル取付部の保持用バンドを対策品に、バックルを新品に交換す

③全車両、ディスクホイールの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換す

2ページ目:先代のトヨタ・シエンタは23万台以上、ダイハツ新型ハイゼット等にも大量リコール?!