オランダの納屋にて、40年間集められた超希少なフェラーリやランチア、メルセデスベンツ、BMW、アルピーヌなどを含む計230台のスポーツカー/クラシックカーを発見→全て競売に出品へ

こうして世界の納屋にて発見されているのを見ると、あなたの納屋にもとんでもないクラシックカーが眠っているかもしれない?

毎年必ず、超希少で激レアなスポーツカー/クラシックカーが世界の納屋にて発見されていますが、今回はその中でも圧倒的なスケールで、約40年間もオランダ人コレクターによって集められたスーパーカー/スポーツカー/クラシックカー/エキゾチックカーが発見され、それら全てがオークションに出品されることが明らかとなりました。

今回出品される台数は驚きの230台とのことで、それらの車は3つの大きな納屋(厳密には2つの倉庫と、1つの教会)にて保管されてきましたが、全ての車両がしっかりとメンテナンスされたものではなく、一度納屋に入ってから定期的にエンジンを始動するぐらいで、車体に付着した埃や汚れなどは完全に拭き取れていない状態のようです。

早速、どのようなモデルが納屋にて発見されたのかチェックしていきましょう。


まるで博物館だな…納屋の隅々までビッチリと埋められたクラシックカーたち

こちらが、オランダ・ロッテルダム近郊のドルドレヒトにある納屋にて発見された希少なクラシックカー達。

様々なボディスタイルで様々なボディカラーの個体が並べられていますが、Gallery Aalderingによれば、フェラーリやランチア、ファセルベガス、アルピーヌ、フォード、タトラス、メルセデスベンツ、リンカーンなどの様々なメーカー車が並べられているそうで、何よりも驚きなのが、これだけのスケールのコレクションが3棟に渡って保管されていたこと。

なぜこのタイミングで230台ものクラシックカーがオークションに出品されることになったのかは不明なのですが、納屋にて保管しっ放しの状態で(エンジン始動はできるにしても)、これだけ汚れていると、果たしてどれだけの価値を持つのかも気になるところ。

クラシックカーの汚れも”時代背景”の一つとして、オークションではプラス査定になることも

ただ、岐阜県某所の納屋にて約40年ぶりに発見された、オールアルミニウム製のフェラーリ365GTB/4デイトナ(Ferrari 365GTB/4 Daytona)も汚れが凄い状態でしたが、ここまでくると芸術品に相当するレベルで「汚れなども時代背景の一つとしてオークションではプレミア価値が付く一つの要素」になっていることを考えると(落札されたあとも、”敢えて汚れを落とさずに博物館にに展示”している場合も)、今回発見された230台の車両も、相当なプレミアが付くかもしれませんね。

なぜこれだけの数のクラシックカーを集めようと思ったのか?

ちなみに、こちらの納屋と230台のクラシックカーを所有するコレクターのパルメン氏が「なぜ大量のクラシックカーを集め始めたのか?」という理由ですが、約40年前に入手したイエローのランチアB20がきっかけだったそう。

パルメン氏は「せっかくの広い納屋だ。ビンテージカーを集めたら自分だけの博物館ができて面白いかもしれない」と考え始めたことから、そのまま勢いを付けて自分の欲しいビンテージカーを探しては購入し、それを繰り返すこと約40年…気が付けば230台という膨大な台数になっていたそうです。

2ページ目:これら230台のクラシックカーを集めながらも、隣人の方々は全く知らなかった?予想落札価格は?