日産がサプライズで新型パスファインダー・コンセプトを世界初公開!新型セレナ(C28)とアリアをミックスしたような先進的な顔つきで、今後の日産のアイデンティティに?
日産は、Arizonコンセプトや新型エクストレイルe-POWER以外にもサプライズモデルを準備していた
2023年4月18日より開催の中国・上海モーターショー2023にて、日産が新世代コンセプトカーArizonと、中国市場向けとなる新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)を発表しましたが、これに加えて更に2車種をサプライズ発表しています。
今回発表したのは、最新の四輪駆動[4WD]技術を搭載したフルモデルチェンジ版・新型パスファインダー(New Pathfinder)をベースにしたコンセプトモデルと、中国市場にて2023年8月より発売を開始する新型キャシュカイ(New Qashqai)となります。
新型パスファインダー・コンセプトはどのような内外装デザインとなっているのかチェックしていきましょう。
まるでアリアと新型セレナ(C28)をミックスしたような先進的な顔つきに
こちらが今回公開された新型パスファインダー・コンセプト。
見た目としてはピュアEVクロスオーバーの新型アリア(New Ariya)と、ミドルサイズミニバンの新型セレナ(New SERENA, C28)をミックスしたような先進的な顔つきで、最近のトヨタ新型クラウン群でも見られるセンター一文字LEDライトも搭載。
ヘッドライト意匠は横に連なる三眼LEDですが、その直下にも縦型&水平基調のVモーションLEDを採用していて、アリアとセレナの特徴を上手く活用しつつ、それを新世代SUVに落とし込んだように思います。
チルアウト(Chill-Out)コンセプトの名残りも?
真正面から見てみるとこんな感じ。
この角度から見ると、日産が2021年11月に長期ヴィジョンを示す「Nissan Ambition 2030」にて発表したチルアウト(Chill-Out)コンセプトにも似ていますし、もしかすると新世代ピュアEVクロスオーバーとして、将来的に中国市場をメインにラインナップするモデルの一つなのかもしれません。
サイドビューはどっしりとしたスタイリングで、具体的なボディサイズは記載されていないものの、内装は3列乗りをベースにしているとのこと。
そしてこちらはリヤクォータービュー。
中央にNISSANエンブレムを貼付することで、非直結式の一文字テールランプとなっていますが、この点はトヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)やクラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)っぽさが感じられたり。
新型パスファインダー・コンセプトの内装は豪華で先進的
インテリアもまた豪華ですね。
ウルトラワイドディスプレイとヘッドアップディスプレイには、様々な情報を表示することが可能ですし、運転席のメーターも12.3インチ以上の大型フル液晶メーターのように見えます。
そしてセンターコンソールのカップホルダーは、先代220系クラウンにて見られた手動昇降タイプにも見えます。
なお参考までに、こちらが北米市場などにてラインナップされているガソリンモデルの新型パスファインダー。
先程のパスファインダー・コンセプトとは異なり、顔つきとしては新型エクストレイルに近いですね。
リヤテールランプも水平基調で、ブラックのガーニッシュを設けることで一文字風を演出しています。