【悲報】GWまでにフルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスのOTAアップデートは実施されず。更にバックドアの故障・不具合報告も多数入っている模様

新型プリウスに限らず、レクサス新型RXのOTAアップデートも実施されないのは残念

2023年2月に私に納車された、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEV Z[2WD]。

走行距離ももうすぐ3,000kmに到達する勢いで、近日中にも3度目となる往復 約470kmの高速道路+下道の長距離移動が控えています。

そんな新型プリウスですが、2023年3月~4月にかけて多くの個体がユーザー向けに納車されており、ゴールデンウィーク期間中も頻繁的に活用される方も多いとは思うのですが、一方で非常に残念に感じたのは「ゴールデンウィークまでにディスプレイオーディオのOTAアップデートが実施されなかった」ということ。

つまり、トヨタからリモートアップデート用のソフトウェアが配信されなかったということですが、具体的にどういったところに不満を感じているのか見ていきましょう。


ディスプレイオーディオの不具合は大きく4つ

まず、新型プリウスのディスプレイオーディオの不具合ではどういったものがあるのか見ていきましょう。

ざっくり見ていくと以下の通り。

◇高速道路でのIC/PA/SAの到着予想時刻が表示されていない(新型ノア/ヴォクシー/シエンタなどはOTAアップデートで表示されるように修正済みj)

◇Bluetooth接続があまりにも不安定(ハンズフリー通話やミュージック再生が安定しない)

◇お気に入り地点や自宅を登録していても、なぜか削除される

◇何度もブラックアウトし、最悪の場合再起動しないことも

大きくは以上の通りとなりますが、正直4つ目のブラックアウトに関しては論外で、再起動すらせずに画面が真っ暗(おまけに音楽も再生されない)なまま走行することが何度もありました。

ブラックアウト問題に関しては、他に所有するトヨタ新型シエンタ(New SIenta)や新型ヴォクシー(New Voxy)、レクサス新型NX350h F SPORT/LX600ベースグレードでも全く同じ症状が起きているため、「もはや仕様なのではないか…」と諦め気味になっていますが、ソフトウェア更新で改善できるのであれば一刻も早く何とかしてほしいところ。

特にゴールデンウィーク期間中であれば、県外で見知らぬ地に足を踏み入れるわけですから、全く土地勘の無い所でいきなりディスプレイオーディオがブラックアウトでもしたらパニックになりますし、再起動すらもしなければトヨタ車に対する不満度や不信感は更に高まることになりそう。

そして新型プリウスやレクサス新型RX等で見られる「高速道路での到着予想時刻が表示されない」仕様について。

先に発売された新型ノア/ヴォクシー/クラウンクロスオーバー/シエンタ/レクサスNX/LX600などを対象に、2023年2月1日のOTAアップデートによってようやく採用されたIC/SA/PAの到着予想時刻ですが、なぜ202年11月に発売されたレクサス新型RXや、2023年2月に発売されたトヨタ新型プリウスでは表示されないのかは疑問。

アップデート配信されたソフトウェアをもとに、他のモデルに取り込むことは決して難しいことではないと思いますし(デバッグはもちろん必要ですが…)、何よりも高速道路が多く活用されるであろうゴールデンウィークまでに間に合わなかったのは致命的(トヨタのやるきの無さが露呈した瞬間でもある)。

2023年5月時点で新型プリウスやレクサス新型RXのOTAアップデートの配信時期は不明

ちなみに私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにも、新型プリウスのOTAアップデートはいつ頃配信されるのか?を取材させていただいところ、「今のところそういった予定・連絡は一切ない」とのことで、そもそもアップデートされるのだろうか?という不安も。

先程のブラックアウトやBluetoothの不具合も同様ですが、仮にAndroid AutoやApple CarPlayなどでマップアプリを駆使しても接続不具合が生じれば、ドライバーからすれば不安に思うのは当たり前ですし、環状線などで車線変更の多い走り慣れないジャンクション(JCT)移動であれば、なおのことナビに頼ることになりますから、こういったソフトウェア系で信頼性を落とすことはトヨタ/レクサスからすれば勿体ないことだと思いますから、何度も同じことを言って恐縮ではありますが、一刻も早く問題解消・改善に取り組んでほしいところです。

2ページ目:新型プリウスのバックドアに早くも不具合?