これは酷い…トヨタ・プリウスが山陽道にて危険な煽り運転を繰り返す→トラックの前に割り込み急ブレーキ。なおメディア・マスコミの報道の仕方も極めて悪質だった件

今回のあおり運転は極めて悪質だが、それを報じているメディア・マスコミは更に悪質だった

2020年6月30日、道路交通法の改正により「妨害運転罪(あおり運転)」が施行され、最近の新型車ではあおり運転の被害が拡大せぬように、メーカーオプションとしてドライブレコーダーが設けられるほどとなりました。

それだけあおり運転は極めて悪質で危険であり、社会問題の一つとしても頻繁的にニュース・メディア・マスコミでも報じられることが多いのですが、今回はそのなかでも「いつ事故が起きてもおかしくない」レベルの危険性の高いあおり運転として報道されています。

2023年5月27日の13時頃、兵庫県・山陽自動車道にて発生したトヨタ・プリウス(Toyota Prius)によるあおり運転について見ていきますが、これを報じているメディア・マスコミのやり方にも注意して見ていきましょう。


プリウスがとったあおり運転は常軌を逸していた

こちらが今回、FNNプライムオンラインが報じた、兵庫県・山陽自動車道でのあおり運転。

前方の赤丸にあるホワイトカラーのトヨタ・プリウスが、あおり運転の犯人になりますが、高速道路の右側車線(追い越し車線)を走行し続けるだけでなく、中央車線を跨いで蛇行運転を繰り返し、更には執拗に前方車両に対してクラクションを鳴らすなどの行為が行われています。

大型トラックということもあり、積み荷の関係もあって速度リミッターが低めに設定されている可能性も高く、中々思うような速度まで加速できないこともあるため、どうしても追い越し車線での追い越し行為がもたつくことも考えられるでしょう。

おそらくこのプリウスのドライバーは、そういったトラックの基本特性を理解せずにフラストレーションが溜まり、執拗にトラックや他車を巻き込んであおり運転を繰り返していたのではないか?と推測しますが、更に問題なのはここから。

トラックの前で急ブレーキ!これはあまりにも危険だ

何とトラックの前で車線変更した後、プリウスが極めて危険な急ブレーキをかけていることが確認できます。

これに対し、トラックも急ブレーキをかけてハザードが点滅していることが確認できますが、この急ブレーキの影響で積み荷の商品が破損する恐れもあるわけで…場合によっては数千万円~数億円の損害となる恐れだってあります。

過去に大型トラックに対して急ブレーキを仕掛けたドライバーが、損害賠償を請求される例も

なお、これは2021年1月14日の日中に滋賀県・京滋バイパスにて発生したトラブルですが、追い越し車線を走行し、その後中央車線へと戻っていく大型トラックに対し、トヨタ・プリウスαが前方に入り込んで急ブレーキ → トラックも急ブレーキ → トラックの積み荷に入っていた精密機械「約3,000万円」分が荷崩れするほどの損害が発生した例もありました。

場合によっては、今回被害を受けたトラック会社側が、プリウスのドライバーに対して損害賠償を請求することも考えられるでしょうし、これだけSNSにて映像が簡単に拡散される時代にもなれば、おそらくこのプリウスドライバーもすぐに特定されるのではないかと予想されます。

2ページ目:なぜプリウスのドライバーだけでなく、メディア・マスコミも悪質なのか?