被害総額は約3,000万円…滋賀県にてトヨタ・プリウスがあおり運転でトラックに急ブレーキ→追突は回避するも荷崩れ・破損で大損害【動画有】
大型トラックは別の車両を追い越すために追い越し車線を走っていた?
さてさて、2020年6月30日のあおり運転(妨害運転)厳罰化がスタートしたにもかかわらず、一向に減ることなく頻繁的にニュースや新聞などでも話題になっていますが、先日は神奈川県某所にてトヨタ・アルファード(Toyota ALPHARD)が悪質な煽り運転を繰り返していました。
そして今回は、滋賀県の京滋バイパスにてトヨタ・プリウスα(Prius)が大型トラックに対して悪質なあおり運転を行い、危うく事故寸前…多額の損害が発生する事態にまで発展しています。
一体プリウスαは、どのような悪質なあおり運転を行っていたのかチェックしていきましょう。
追い越し車線から突然トヨタ・プリウスαが現れた
コチラが実際に大型トラックによって撮影されたドライブレコーダーの映像。
2021年1月14日の日中、滋賀県・京滋バイパスの追い越し車線を走行し、その後中央車線へと戻っていく大型トラック。
恐らくは真ん中の走行車線に別の車両が走っていたと思われ、それを追い越すために追い越し車線を走行していたのだと思われます。
その後トラックは、追い越し車線から真ん中の走行車線へと変更し、法定速度にて走行を続けます。
しばらくすると、右側から白いコンパクトカーのようなものが、ウィンカーも出さずにいきなり真ん中車線へと変更していきます。
しかも大型トラックと接触してもおかしくないレベルの強引な車線変更で、この時点で極めて悪質(追い越し車線には、プリウスαの後ろに車両は居なかった模様)。
プリウスαがいきなり急ブレーキ!
すると、プリウスαがいきなり急ブレーキを仕掛けてきます。
プリウスαの前方には何もなく、これも悪質で危険な行為(報道では逆煽り運転と説明)。
これに驚いたトラックドライバーも、すぐに急ブレーキをして車線を左側へと変更していきます。
悪質な急ブレーキにより積み荷は崩れる→被害総額は約3,000万円
何とかプリウスαとの衝突は回避したものの、プリウスαは大型トラックの急ブレーキを狙っていたかのような走りで、その後一気に加速。
ウィンカーを出すことも無く、そのまま追い越し車線へと変更し、一気に走り去る姿が見受けられますが、終始乱暴且つ自分勝手な運転が目立つ内容。
なお今回の急ブレーキにより、大型トラックに積載されている積み荷が崩れたり破損したりと、その被害額は約3,000万円近くになることが判明。
今回のドライブレコーダーでは、メディアはナンバーにモザイクを入れているものの、運送会社としてもプリウスαのドライバーに被害額を請求する可能性は高いでしょうね。
たった数秒のイタズラで3,000万円の被害…大型トラックは一気に加速することは難しく、一般車両とは勝手が違う
なお大型トラックは、90km/h以上は出せない仕組みになっていて、限界速度で別の車両を追い越していた可能性が高く、しかしこれを見ていたプリウスαのドライバーが「このトラックは遅く走っている」と判断して、ちょっとした嫌がらせ目的で悪質な車線変更+急ブレーキを行ったのではないかと推測されます。
仮にトラックの運転が遅くとも、一般車両とは異なり、快適且つスムーズに速度を出すことが難しいこと、急ブレーキをかけるにもリスクがあること、常に誰かのために荷物や商品を運んでいることを理解しなければいけません。
運送業は、様々な商品を色んな所へと運んでいるため、この業界がストップしてしまうと、普段当たり前だと思っていた生活が出来なくなってしまう恐れが有ります。
特に2021年1月初めに襲った北信越や東北の大雪の影響により、物流が完全にストップしてスーパーの食料品が一部供給されないといったトラブルもありました。
これも全て、食品メーカーや運送業のお陰で成り立っていますし、改めて各業界の仕事の役目と重要性、有難みを再確認した次第です。
こういったつまらないイタズラやイライラにより、商品などを運ぶにトラックドライバーに迷惑をかけるだけでなく、運送業者全体やメーカー、顧客にまで迷惑をかけてしまったことを理解しなければなりませんし、損害額は約3,000万円とのことですが、これをプリウスαのドライバーが支払う責任もあるのではないかと思います(どんなに遅くとも感情に任せるのではなく、一度深呼吸して冷静)。
故意の急ブレーキでも逮捕されるのでご注意を
なお非常にタイムリーな話ではありますが、中京テレビの報道により、2020年12月に愛知県東海市にて、トラックの前で急ブレーキを仕掛けるなどして、あおり運転を行った名古屋市北区の無職・竹内一元 容疑者(47)が、2021年1月19日に道路交通法違反(妨害運転)の疑いで逮捕されています。
もしかすると、今回のプリウスαのドライバーも同じ末路を辿るかもしれませんね。