【悲報】マツダCX-8に続きCX-9も販売・生産終了へ。北米市場では新型CX-90に注力し、日本市場では新型CX-80が2023年秋頃に発売予定

CX-8に続き、北米ではCX-9が2024年に販売終了へ

2023年2月1日に発表された、マツダのフラッグシップSUV&新世代CXシリーズとなる新型CX-90。

日本市場での市販化の予定は無く、北米市場での販売に注力する一台となりますが、一方で2007年から販売されてきたCX-9が、2024年に販売終了することが明らかとなりました(マツダUSA公式より)。

おそらくはCX-90の販売に注力するためで、元からCX-9の置き換えモデルとしてCX-90が販売される計画だったとは思うのですが、意外にもCX-90の発表からCX-9の販売終了までのスパンが長かったようにも思いますね。


今では珍しいフォード製のプラットフォームを採用していたCX-9

現在2代目として北米市場にて販売されているCX-9ですが、2007年に登場した初代CX-9のプラットフォームは、当時のアテンザやCX-7などにて流用されていたフォード製CD3プラットフォームの拡大版を採用していました。

しかも、エンジンはフォード・サイクロンエンジンのマツダ版となるV型6気筒MZIを搭載していたという背景も。

発売当初は排気量3.5Lエンジンが搭載されていましたが、2008年モデルでは早くも排気量3.7Lエンジンにアップデートされ、最大出力も263hp → 273hpにパワーアップされました。

なお、この排気量3.7LエンジンのMZIは、マツダの本社工場で製造が行なわれ、トランスミッションはアイシンAW(現:アイシン)製の6速ATが搭載されていました。

2代目ではKodoデザインを採用し、エンジンも直4ターボへとダウンサイジング

その後、CX-9は2015年に初めてのフルモデルチェンジを果たし、アメリカ・ロサンゼルスオートショーにてデビュー。

マツダのアイコンともいえる魂動(Kodo)デザインを採用し、パワートレインも排気量2.5L 直列4気筒ターボエンジンにダウンサイジングされながらも、最高出力253ps/最大トルク433Nmを発揮。

マツダUSAは、CX-9に対し「ユーティリティ、パフォーマンス、デザイン、高級感とのユニークな融合」を提供し、それによって「非常に有能なファミリーカーになることが可能になった」と説明していましたが、フラッグシップモデルとして長年マツダを支えてきたCX-9も、いよいよ販売終了ことに。

ちなみにこの情報は、あくまでも北米市場向けの話であり、以前より話題となっていた中国向けに関しては特にこれといった情報もなく、中国専売モデルとなるのかも明らかになっていません。

2ページ目:CX-9の置き換えとなる新型CX-90のスペックは?日本でも販売されるCX-80のスペックはどうなる?