これがフルモデルチェンジ版・三菱の新型RVR?デリカミニや次期パジェロに続き、三菱にとって主力コンパクトSUVの期待の星になれるか

日本では既に生産終了と報道されていて、受注も既に終了しているRVR

2024年4月を目途に、国内市場向けの生産が終了すると言われている三菱RVR。

一方で欧州市場では、RVRのグローバルモデル&ルノー新型キャプチャー(Renault New Captur)のOEMモデルとして、新型ASXとして販売されました。

ASXといえば、2024年4月25日に初めてのマイナーチェンジを実施し、より三菱らしい顔つきへと変更され注目を集めました。

そして今回、ASXのマイナーチェンジのタイミングを見てなのか、フルモデルチェンジ版・新型RVRはこうなる?というレンダリングが公開されています。


これが次期RVRのフロントマスク?

via:APOLLO NEWS SERVICE

こちらが今回、APOLLO NEWS SERVICE(アポロ・ニュース・サービス)さんが作成した、三菱の次期RVRはこうなる?というイメージレンダリングで、デビュー時期は2025年内とのこと。

あくまでもイメージレンダリングではありますが、APOLLOさんや本モデルに関する記事を寄稿している国内カーメディア・レスポンス(Responce)さんの報道によると、どうやらRVRの後継車種の開発に着手しているとの噂が…

via:APOLLO NEWS SERVICE

上のレンダリング画像を確認してもおわかりの通り、三菱のこれまでのデザインアイコンであるダイナミックシールドグリルをベースにしつつ、フロントグリルパターンは水平基調で、フロントロアガーニッシュはデリカミニ風、そしてヘッドライト意匠などは、こちらも昨今の三菱のアイコンになっている釣り目タイプのLEDデイライトと、逆L字型LEDヘッドライトがそれぞれ独立する形で設けられています。

2010年に3代目としてデビューしてから14年…一度もフルモデルチェンジすることなく終了

ちなみに日本向けに販売されている3代目RVRは、2010年に発売されて14年が経過したものの、フロントマスクが変化するレベルのマイナーチェンジが3回で、装備内容のアップデートや法規制対応を含めた一部改良が7回と、14年の間でフルモデルチェンジが実施されたり、次期モデルや後継機種を匂わせるような動きは特にありませんでした。

ルノー・日産・三菱アライアンスにおいて、三菱は東南アジアを中心にトラックやSUVの販売に注力するブランドとしても有名ですが、SUVに力を入れてきた三菱が、2024年4月をもってRVRの販売並びに生産を終了する背景には、年次改良に見合った開発費の回収・利益が得られないことが主な理由ですが、一方でRVRをカバーできるだけの主力SUVが少ないのも三菱のウィークポイント。

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