【悲報】フルモデルチェンジ版・トヨタ新型40系アルファード/ヴェルファイアのポンコツナビのアップデートは当面先…ホイールも先代から流用不可能で、ホイールナットもサイズアップ

ユーザー向けに納車された後から、おそらく多くの不満が出てくるであろうトヨタの新世代コネクティッドナビ

2023年6月21日に発表・発売された、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)。

前回のブログでもお伝えした通り、各販売店独自の抽選形式に当選、もしくは先着順で最も早くオーダーされた方々は、早い方だと2023年8月中旬~下旬にかけて納車される予定とのことで、2023年夏~秋にかけて野生の新型アルヴェルを見かけることになりそう。

そんな新型アルファード/ヴェルファイアについて、以前当ブログでは実車インプレッションを行ったところ、新世代コネクティッドナビの仕様がポンコツであることをお伝えしましたが、このナビのOTAアップデートに関してディーラーにて取材させていただきました。

またこれに加えて、先代30系以前のアルファード/ヴェルファイアでは、アルミホイールだけでなくホイールナットも流用できないことが明らかになっています。


新型アルファード/ヴェルファイアのポンコツナビのOTAアップデートはどうなる?

まず最も気になるのが、新型アルファード/ヴェルファイアの新世代コネクティッドナビのアップデートについて。

未だユーザー向けに納車されていないにも関わらず、なかには初回抽選枠の結果すらも不明なところも複数あるとのことですが、前回のブログでもお伝えした通り、アルファード/ヴェルファイアのコネクティッドナビは中々のポンコツ仕様。

上の画像にもある通り、最も新しい新型アルヴェルの行先設定の他ルートが「推奨」「距離優先」「一般優先」の3項目しかなく設定されていない一方…

弟分の新型ノア/ヴォクシーよりも完成度の低い(厳密にはバージョンの古い)ディスプレイオーディオで提供するとは…

2022年1月に発売された新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)やレクサス新型NXなどは、複数のOTAアップデートにより、ようやく「推奨」「距離優先」「一般優先」「運転しやすい」「省エネ」「時間優先」と6項目を設定。

しかしながら、この他のルートは他の新世代コネクティッドナビにも同じように採用されているわけでもなく、新型アルヴェルよりも先に発売されたレクサス新型RX/トヨタ新型クラウンクロスオーバーも、同様に僅か3項目した他ルートが設定されていません(2023年7月上旬時点での情報)。

これから新世代ディスプレイオーディオを搭載する車種は増えてくるのに、このままグダグダで大丈夫なのだろうか…?

今後新世代コネクティッドナビの採用が拡大されるであろうトヨタ/レクサスですが、車種が増えれば増えるほどOTAアップデートによるソフトウェア管理もより複雑化することは間違いなく、しかしスタート地点から既にグダグダで、全く一貫性の無いディスプレイオーディオを提供して「車両本体価格は540万円からです」と自身満々に販売するところは、残念を通り越して色々な意味で驚かされるところ。

ディスプレイオーディオのOTAアップデートは、今のところ配信予定は無し

そして私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにて取材させていただいたところ、やはり今回の新世代コネクティッドナビのポンコツ具合については、複数の顧客からも指摘があったそうで、念のためディーラー経由でメーカーの方に確認してみたところ、他ルートの項目追加含むOTAアップデートの配信予定については、今のところ全く計画が無いとのこと。

さすがに弟分の新型ノア/ヴォクシーよりも完成度の低いバージョンを提供するのも問題なのでは?と思う部分もありますし、フラッグシップミニバンだからこそ早期的な対応にとりかかってくれるものと期待していますが、そもそも既存モデルのOTAアップデートの頻度さえも年に1回~2回行われるどうか…というレベル。

新型アルファード/ヴェルファイアも2023年内にアップデートが実施されるかも正直微妙なところ。

特に、ディーラー独自の抽選に当選し、初回生産枠となる2023年7月下旬に生産日程がつき、同年8月下旬に納車予定となっているアルファード2.5L HEV Z[FF]の納車待ちのオーナー様も、家族旅行のために早速活用する計画があるそうで、そのときにはナビや高速道路はフル活用するため(家族を乗せるミニバンであれば尚更ナビは完成度の高いものが理想)、上述のような他ルート項目の少なさについても不満を持っているようです。

2ページ目:先代30系以前のアルファード/ヴェルファイアオーナー泣かせ?ホイールのPCDサイズが異なるだけでなく、ホイールナットも先代から流用不可?!