フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて9か月が経過!気が付けば7月21日でFL5が発表されて「1年」が経過するんだな

ホンダは、改めてこの時代にとんでもないクルマを生み出したと思う

2022年7月21日に実車が世界初公開されてちょうど1年が経過し、更に2022年10月に私に納車されて9か月が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

走行距離はまだ3,500kmほどと、所有期間に対してそこまで距離は伸びていませんが、実際にこの車を所有してみて思うことは、「ホンダはこのご時世にとんでもない車を作ったな…」ということ。

The All-New 2023 Honda Civic Type R is the most powerful Type R ever

ノンハイブリッドの排気量2.0L 直列4気筒VTECターボエンジンを搭載し、駆動方式は昔ながらの前輪駆動[FF]のみ、そしてトランスミッションは6速MTのハイパフォーマンスモデルでありながら、車両本体価格は500万円未満となる4,997,300円(税込み)で販売し、おまけに2024年モデルでも一切値上げをしないところに、ホンダのシビックタイプR(FL5)にかける強い想いが伝わってきます。

今回は、本モデルが納車されて9か月経過してのインプレッションをまとめていきたいと思います。


6速MTのスポーツカーなのに、坂道発進が全くしんどくない

まずこの車を所有してみて真っ先に感じたのは、煩わしいと感じていた6速MT&3ペダルがとても楽しく、それでいて「快適」と思えたこと。

なぜ快適なのかというと、シビックタイプR(FL5)の場合、従来の手引き式ハンドブレーキ有りの6速MTに比べて、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能が搭載されているため、平坦な道や下り坂、上り坂で赤信号時に停車していても、いわゆるハンドルブレーキを駆使した発進の必要が無く、シンプルな半クラ操作だけで平坦な道と同じ上り下りが出来るのはお見事。

おまけにシビックタイプR(FL5)のトルクの太さのおかげで、信号待ちの上り坂でも「半クラ操作だけ」でグイグイ上ることができるので(瞬時に最低速度の5km/h以上になる)、変にアクセルで煽る必要も無いのが魅力かもしれません。

クラッチは軽く、適度な反力で扱いやすく、それでいてシフトフィールは快適

おそらくシビックタイプR(FL5)を所有されている方の多くが感じているであろうクラッチペダルの操作と、シフトフィールですが、これらの組合せも素晴らしく、クラッチペダルは重くなく、軽く踏み込むだけでクラッチを繋いでシフト変換できるので、シフトアップ&ダウン後の次のアクションへと移るのもスムーズ。

そしてシフトフィールはストレスを感じることなく、他のMTモデルだとカタく感じるニュートラル(N)→1速へのシフト変換や、1速⇔2速のシフト変換もスコスコ。

まるでゲームセンターのMT操作や、疑似的なMTを操作しているような感覚で次々シフト変換可能のため、まるで自分が運転が上手くなったかのように感じられるのも、この車の大きな発見の一つだと思います。

フルモデルチェンジ版、ホンダ新型シビックタイプR【FL5】納車!R+モードの排気音も収録!めちゃくちゃカッコイイ!!【CIVIC TYPE R】

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