(2024年)一部改良版・ホンダ新型オデッセイの実車を見てきた!ライバルの新型40系アルファード/ヴェルファイアに対抗できる?ちょっと残念なポイントも…
まさか発売時期の5か月前に実車をいち早く拝見できるとは…
2023年9月に先行予約がスタートし、同年12月に発表・発売予定となっている中国製の(2024年)一部改良版・ホンダ新型オデッセイ(Honda New Odyssey)。
おそらく発表・発売前には、全国を対象とした先行展示会などが開催されるものと予想されますが、今回一足早く石川県産業展示館にて開催中のEnjoy Hondaイベントで実車を拝見させていただくことができましたので、早速内外装デザインのレポートをお届けしたいと思います。
一体どのような内外装に仕上がっているのか?競合モデルとなるトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)に対抗できるのか?そして気になるポイントや残念なポイントなどもチェックしていきたいと思います。
中国製・新型オデッセイのエクステリアをチェックしていこう
こちらが今回、Enjoy Hondaにて特別先行展示されていた、中国製となる一部改良版・新型オデッセイ。
グレードは最上位&特別グレードとなるe:HEV ABSOLUTE EX BLACK EDITION(3列7人乗りのみ)[FF]。
ボディカラーは定番カラーのプラチナホワイトパールで、水平基調のフロントグリルやフロントロアグリルはブラックエディション専用にダーククロームメッキ調アクセントでギラギラに。
e:HEVシステムは2022年モデルから変わらず
今回はホンダのスタッフさんも近くにいらっしゃったので、色々と質問してみることに。
まず個人的に気になっていたパワートレインですが、以前は排気量2.4L 直列4気筒エンジンを搭載したガソリンモデルがラインナップされていたものの、今回の2024年モデルとなる中国製に関しては、排気量2.0L 直列4気筒エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドe:HEVのみとのこと。
そしてオデッセイe:HEVに搭載されるハイブリッドシステムですが、基本的には2022年に生産・販売終了した日本製のオデッセイと全く同じとのことで、2024年に発売されるフルモデルチェンジ版・新型アコード(New Accord)の新世代e:HEVとは全く異なるそうです。
2022年モデルから見た目の変化は分かりづらい
改めてオデッセイのフロントマスクを見ていくと、ハニカム形状のフロントグリル内にある水平基調グリルは大きく変わらないものの、水平のグリルパターンや、フロントエンブレム上部にあるシグネチャーウィングのクロームメッキ調加飾のデザインが異なるなど、かなり細かく見ていかないわからないレベル。
フロントロアグリルのデザインも大きな変更は無く、ブラックエディションのみ専用ブラックアクセントが加味されることで、見た目の差別化を演出。
別の角度から見ていくとこんな感じ。
口角を上げたかのようなフロントロアグリルは、どことなくフィット4モデューロX(New Fit4 Modulo X)に似ていて、オラオラ顔のトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)とは異なり、どちらかというとアグレッシブなスポーティフェイス。
BLACK EDITION専用のマットブラック仕上げとなる18インチアルミホイール
こちらは、18インチノイズリデューシングアルミホイールですが、スポークデザインは2022年モデルと同じながらも、ホイール表面はシビックタイプR(FL5)のようにマットブラック仕上げなので手入れが大変そう。
ちなみにタイヤ銘柄は、ヨコハマ製アドバンdB decibel(225/50R18インチ)を装着しています。
アダプティブドライビングビームが搭載されないのは残念
ヘッドライト意匠は、事前情報通りアダプティブドライビングビームの設定はなく、リフレクター式LEDヘッドライトなのでオートハイビーム止まり。
ヘッドライト直下にあるLEDアクティブコーナリングライトは設定されているものの、弟分となる新型ステップワゴン・スパーダプレミアムライン(New STEPWGN SPADA PREMIUM LINE)よりも装備面が劣るというのは残念。
アウタードアハンドルのロック/アンロックは旧世代のプッシュタイプ
こちらは運転席側のアウタードアハンドル。
ステップワゴンやZR-Vなどのように、ドアハンドルの内側に振れるだけでアンロック(解錠)するタイプではなく、ゴム部分を軽くプッシュすることでロック/アンロックするタイプなので、この点も世代の古さが感じられますね。
こちらは全てのドアがオープンになった状態ですが、スライドドア部分もチェックしていきましょう。
こちらも事前情報通り、2022年モデルに採用されていたジェスチャーコントロール・パワースライドドア(リヤ両側)は採用されず、シンプルにアウタードアハンドルを引くタイプのみ。
そしてこちらがリヤビュー。
テールランプはスモークタイプで真っ暗ですが、「これで本当に車検が通るのだろうか?」と思うぐらいに真っ黒。
テールランプ間には、センター直結式の一文字と思わせるようなクロームガーニッシュの加飾が施され一体感がありますね。
リヤテールゲートの右下には、特別グレードを意味する「ABSOLUTE BLACK EDITION」のバッジと「e:HEV」バッジが貼付。
反対に左側には”ODYSSEY”のネームバッジが貼付されていますが、ダーククローム加飾で引き締まったデザインとなっています。
ムーンルーフは装備されず、メーカーオプションの設定も無し
天井にはムーンルーフの設定は無し。
ちなみにホンダスタッフさんの説明によると、日本市場向けのオデッセイにはサンルーフの設定は無い(メーカーオプションの設定も無し)そうで、新型ヴェゼル(New Vezel)e:HEV PLaYのように長納期化を避けるためだとか?