フルモデルチェンジ版・日産の新型キックスと思わしき開発車両を久々スパイショット!グリルは新型セレナ(C28)風で、ホイールはアリア風の整流キャップ付き?

(続き)日産の新型キックスと思わしき開発車両をチェックしていこう

引き続き、日産の新型キックスと思わしき開発車両をチェックしていきましょう。

足もとのホイールには整流エアロキャップ付き?

こちらはサイドビュー。

ルーフラインは水平ではなく、リヤエンドに向かって下っていくようなクーペフォルムで、リヤハッチガラスも寝かせ気味。

おそらくルームミラーからの後方視界はそこまで良くないかもしれないので、現行モデル同様にデジタルインナーミラーを採用する可能性が高そう。

そして個人的に最も気になっているのが、足もとのホイール意匠。

偽装カバーでホイール意匠の細部が確認し辛いようになっているのかもしれないのですが、新型アリア(New Ariya)やノートオーラ(New Note Aura)といった、空力を考慮した整流エアロカバー付きのアルミホイールを装着していると予想。

ホイールサイズまでは不明ながらも、現行モデルの17インチか18インチにサイズアップしてトレッド幅の拡大とハンドリングを向上させるスポーティなクロスオーバーとなる可能性も?


テールランプ意匠は、これまでの日産のデザイン言語とは異なる?

そしてこちらがリヤクォータービュー。

薄っすらとルーフレールが確認できるのと、リヤテールレンズは縦型にも見えますし、しかし水平基調のテールレンズらしきものも薄っすらと確認できるため、これまでの日産独自のブーメラン形状や一文字とはまた違った新たな意匠になりそう。

パワートレインはどうなる?

最後にパワートレインですが、現行キックスでは排気量1.6L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するガソリンモデルと、日本市場向けのように排気量1.2L 直列3気筒自然吸気エンジン+シリーズハイブリッドを採用する新世代e-POWERモデルをラインナップ。

新型では、現行モデルと同じパワートレインをキャリーオーバーするのか、それともキックス用に新たなエンジンを採用するのかは不明ですが、兄貴分となる新型エクストレイルe-POWER(New X-Trail e-POWER, T33)の排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジンを搭載することは無さそう。

なお参考までに、日本市場向けでも市販化が噂される新型キャシュカイですが、こちらはエクストレイル(T33)と同じ排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジン+シリーズハイブリッドを組み合わせたe-POWRモデルと、排気量1.3L 直列3気筒エンジン+マイルドハイブリッドをラインナップしているため、これらとの差別化を図るとなると、キックスのパワートレインはますます現行からのキャリーオーバーとなりそうな予感。

まずは今回スパイショットされた新型キックスが、どのタイミングで市販化され、どのタイミングで日本市場向けにも導入されるのか注目。

現行2代目でモデル末期となっているキックスは、2023年4月に価格改訂という名の値上げを行ったばかりなので、早くとも2024年以降のデビューになるものと予想されます。

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Reference:motor1.com