【朗報?】2022年11月以降生産のトヨタ新型ランドクルーザー300に盗難対策「システムセキュリティ」が搭載されている可能性。レクサス新型LX600との違いも?

トヨタ純正ディーラーオプションのシステムセキュリティは、不明なポイントが多い気がする

トヨタは以前、純正オリジナルアクセサリー(ディーラーオプション)のセキュリティシステムを発表したことをお伝えしました。

主な盗難・セキュリティ対策としては、特殊装置(CANへの不正侵入)を使った盗難方式のCANインベーダーで、リレーアタックのように、スマートキーの電波の脆弱性を利用したものとは異なり、テレビニュースやSNSでも定期的に報告されている盗難手口の一つ。

こうした盗難を回避するため?の一つとしてシステム面でのセキュリティを強化した商品が社外からも多数販売されていますが、メーカー純正から販売されるのはちょっと珍しいところ(日産や三菱などは純正ディーラーオプションとしては販売している)。

そんな純正ディーラーオプションのシステムセキュリティについて、いくつか不明な点もあったため、私がお世話になっているトヨタディーラーにて取材させていただきました。


どうやら取付け対象車種の対象年式以降はシステムセキュリティが搭載されている可能性がある?

参考までに、トヨタ公式ホームページにて掲載されている、盗難対策用システムセキュリティの装着対象車種一覧をおさらいしておきましょう。

以下一覧の対象年式に関しては、システムセキュリティが搭載されていないとのことですが、メーカーからの通達によるトヨタディーラーの認識だと、対象年式以降の個体はシステムセキュリティが搭載されている可能性が高いとのこと。

この「搭載されている可能性が高い」という曖昧な表現においては、ディーラーからメーカーに確認しても、「セキュリティ関連のことは、具体的なことは教えることができない」と拒否されるそうで、対象モデルを所有する側としてはモヤモヤが残るところではありますね。

っというのも、対象車種に関係なく「クルマは高額商品」ですし、今回のように盗難被害に遭いやすい車ほど、よりお金をかけて盗難対策を進めたい方もいらっしゃるでしょうから、対象年式以降に納車された私のランクル300や他のユーザー含め、メーカーとディーラー、ユーザーの認識を同じにしておいた方が、後々のトラブルを避けることにもつながるのではないか?と思ったり。

特にランクル300は、対象年式に関係なく車両本体価格が変わっていないため、システムセキュリティ代の17,050円(税込み)分を得した or 損したという捉え方もできますから、この点の認識を明確にすべきだと思いますし、メーカー側も周知徹底すべきところだと思います。

【トヨタ純正セキュリティ装着対象車種一覧】

◇アルファード/ヴェルファイア
エンジン体系:ガソリン/HEV
対象年式:2018年1月~2023年4月

◇クラウン
エンジン体系:ガソリン/HEV
対象年式:2018年6月~2022年6月

◇ハリアー
エンジン体系:ガソリン/HEV/PHEV
対象年式:2020年6月~

◇プリウス
エンジン体系:HEV
対象年式:2018年12月~2022年11月

◇ハリアーPHEV
エンジン体系:PHEV
対象年式:2019年5月~2022年11月

◇RAV4
エンジン体系:ガソリン/HEV
対象年式:2019年4月~

◇RAV4 PHEV
エンジン体系:PHEV
対象年式:2020年6月~

◇ランドクルーザー300
エンジン体系:ガソリン/ディーゼル
対象年式:2021年8月~2022年10月

◇ランドクルーザープラド
エンジン体系:ガソリン/ディーゼル
対象年式:2017年9月~

私の新型LX600には社外セキュリティを搭載している

なお参考までに、私が他に所有するレクサス新型LX600には社外セキュリティを装着していますが、その費用は取付け費込で約50万円とかなり高額。

「安心をお金で買う」というのもありますが、本セキュリティを付けたモデルが盗まれたことが無いという実績があるのも重要なPRポイントだと思いますし。

2ページ目:対象年式よりも後に、システムセキュリティが搭載されていることを確認するための方法は?