(2024年)一部改良版・ホンダ新型オデッセイの気になるポイント!「AC100Vコンセントが廃止」「オートブレーキホールドはメモリー式」「最短納期は?」等

中国製オデッセイは2021年モデルに比べて進化はあるものの、一方で気になるところも

2023年9月に先行予約受付をスタートし、同年12月に発表・発売予定となっている、ホンダの一部改良版・新型オデッセイ(Honda New Odyssey)。

前回のブログでは、どこよりも早く本モデルのグレード別価格帯とメーカーオプション(厳密には有償カラー一覧)、グレード別での一部主要装備をご紹介しました。

今回は、本モデルの進化した部分と退化した部分など、気になるポイントをいくつかチェックしていきたいと思います(オデッセイを検討されている方の参考になりましたら幸いです)。


オートブレーキホールド機能はメモリー(自動復帰)式

まずは新型オデッセイのオートブレーキホールド機能について。

これまでは、シーベルトを外して再度装着したときや、エンジン再始動のときは、元々ON状態だったオートブレーキホールド機能が強制的にOFFになっていました。

しかしながら、今回の一部改良により、シートベルト再装着時とエンジン再始動時などは、継続してON状態になるメモリー(自動復帰)式にアップデートされる予定です。

これは新型ステップワゴン(New STEPWGN)や新型ZR-V、ヴェゼル(New Vezel)でも採用されている機能なので、エンジン始動時に毎回オートブレーキホールドを押すという手間が省けるのは助かるところです。

単眼カメラの視野角が100度に拡大!

続いて、新型オデッセイのフロント単眼カメラの視野角について。

今回の一部改良により、先進運転支援(ADAS)のホンダセンシング(Honda SENSING)に使用されるフロント単眼カメラが改良され、約100度まで拡大される予定です。

これは新型フィット4(New FIT4)や、2023年10月5日に発表予定となっているフルモデルチェンジ版・新型N-BOX/N-BOX Customと同じアップデート内容で、広角化によって車両前方の広い範囲の対象物を検知できるようになるのはグッドポイント。

これにより、自動ブレーキシステムやアダプティブクルーズコントロール[ACC]の機能性向上はもちろんのこと、併せて標識認識の制限速度認識も最大100km/h → 120km/hまで読み取り可能になるのも注目トピックスだと思います。

AC100(1,500W)コンセントが廃止へ

続いて個人的に残念と感じたのがAC100V(1,500W)コンセントの廃止。

2021年モデルでは採用されていたAC100Vコンセントですが、今回の中国製&2024年モデルでは廃止され、その代わりとしてPD(Power Delivery)チャージャーをディーラーオプションとして設定予定とのこと。

これを採用する理由として、ホンダメーカーからの回答としては

・AC100Vコンセントを搭載すると車体重量が数kg程度重くなってしまい燃費に影響してしまうから

・AC100Vコンセントの需要は少なく、PDチャージャー(最大45Wまで)で賄えるから

という理由だそうですが、「AC100Vコンセントの需要が少ない」というのはどこから得られた情報なのかが気になるところ。

なお、競合モデルのトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)では、非常時給電式としてAC100V/1,500Wのアクセサリーコンセントを標準装備、もしくはメーカーオプションとして設定しているため、この点はユーザーの選択肢としてあっても良かったのでは?と思ったりもします(中国製で輸入モデルになるため、できるだけオプション有無によるラインの複雑化を避けたいというのはあると思いますが…)。

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