フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウス(60系)に長時間乗ると「腰が痛くなり立てなくなる」って本当?実際に往復 約500km&6時間近く走らせての感想をまとめてみる

シートに座って腰が痛くなる理由は様々であり、人によって感想が異なるのは当然

2023年2月に私に納車されて7か月が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEV Zグレード[2WD]。

これまでのプリウスの悪しきイメージを破壊すべく、基本的なボディスタイルは維持しながらも、スポーティで車高が低く、どちらかというと若者向けに舵を切る「トヨタの新たな挑戦」ともいえる一台だと思います。

本モデルが発売されて8か月以上が経過しましたが、街中でも頻繁的に見かけるようになり、走っている姿を見ると「プリウスも大分変ったなぁ」「近未来的だしカッコ良くなかったなぁ」と思うことも。

そんな変化と進化を遂げた新型プリウスですが、一部の噂では「長時間乗ると腰が痛くなり立てなくなる」との話もあるようです。


実際に新型プリウス2.0L HEVで往復6時間以上走らせての印象は?

SNSなどにて何かと話題になっていた新型プリウスの腰痛の件ですが、実際に所有し、往復5時間以上の長距離運転を何度か体感しているオーナーの一意見としてまとめてみると、結論から言えば「腰が痛くなって立てなくなるようなことは無かった」というのが正直な感想です。

ちなみに、SNSで話題になっていたプリウスのグレードやシート表皮、長時間といっても「何時間ぐらい運転したのか?」、そしてそのオーナーの体型などは不明。
※既に投稿もアカウントも削除されているので、具体的な情報を見つけることはできなかった

既に関連記事にもまとめている通り、私が所有する新型プリウス2.0L HEV Zグレードは、シート表皮がオール合成皮革のため、パッと見は張りのあるカタそうな乗り心地のようにも見えるのですが、実際に座って高速道路や下道などで走らせてみると、最も圧がかかるであろう腰やお尻、そして太もも裏への痛み、疲れなどは「決して過度なものではない」という印象ですが、これもその人の体格や姿勢の良し悪しで変化してくると考えています。

「新型プリウスのシートは腰が痛くなるようなことは無い」と言い切ることはできないですし、繰り返しにはなりますが、その人の体型や姿勢によってインプレッション・感想は大きく変化してくると思うので、もしかしたらSNSで話題になっている腰痛の件は、その方の体とプリウスのシートの相性、もしくはシートポジションにも影響があったのかもしれません。

これがフルバケットシートで、軽量化を目的にシート表皮の厚みを最大限にまで薄くして、路面から伝わってくるダイレクトな衝撃がシートに伝わってくるのであれば、それは「腰が痛くなるだろうな…」と思いますが、プリウスのシートはそのような極端なモノでもないですし、どちらというとシート表皮の厚みは十分にあるように感じられます。

長時間運転で腰が痛かったという意見は、ホンダ新型ZR-Vでもあったようだが

ちなみに車を(2時間以上)長時間運転して、腰が痛くなったという話は、以前にホンダ新型ZR-Vでも話題となりましたが、車種やシート形状に限らず、人によって腰が痛くなったり、お尻や太もも裏が痛くなることはあるわけで、それ以前に長時間運転していれば体のどこかが痛くなったり、疲れたりするのは当然と云えば当然。

実際のところ、私もホンダ新型ZR-V e:HEV Z[4WD]を所有しているため、往復 約350km/約 440kmの高速道路をメインとした道を走らせたこともありましたが、メインで運転している妻の感想も含め、特に腰が痛くなるようなことは無く、長時間運転でお尻や太もも裏はちょっとだけ疲れが感じたぐらい?といったところ。

あとはシートポジションが中々定まらないといった意見もありますが、これもその人の体型や姿勢に影響してくることなので、一概に「ZR-V=シートポジションが取りづらい」というわけではないのでご注意ください。

ちなみに身長182センチで中肉中背の私や、身長160センチの細身の妻も問題なくシートポジションの調整は可能でしたので、あくまでの一つの意見として見て頂いた方が良いかと思います(結局は購入を検討している方が実際に乗って運転して見ないとわからない)。

2ページ目:新型プリウスで腰痛が痛くなったもう一つの原因は19インチタイヤにあるとの情報も?