ホンダ新型ZR-Vで久々に往復350kmのロングドライブ!「何かと話題のロングドライブ時の腰の痛みは?」「燃費は20km/L超え」「直進安定性は少し課題が残る」等

改めて新型ZR-Vの長距離移動は快適そのもの

2023年5月に私に納車されて2か月以上が経過した、ホンダ新型ZR-V e:HEV Z[AWD]。

今回は、本モデルが納車されて何回目かの高速道路をメインとしたロングドライブのインプレッションとなりますが、相変わらず本モデルの完成度は高く、ロングドライブでもほとんど体が疲れることなく快適そのものです。

今回のロングドライブインプレッションでは、往復 約350km走らせての実燃費に加え、高速道路での直進安定性とコーナリング、競合モデルとなるであろう日産の新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)との違い、そして何かと話題になった「長時間シートに座ると腰やお尻が痛くなるのか?」という問題についてもチェックしていきたいと思います。


新型ZR-Vの燃費は相変わらず好調!

まずは、新型ZR-Vにて往復 約350km走行しての実燃費を見ていきましょう。

全体の約8割が高速道路で、残り2割が下道での走行となるため、エンジン直結モードになりやすい高速道路メインでも中々に優秀な燃費をたたき出しています。

私が所有するのは、排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドe:HEVで、駆動方式は四輪駆動[AWD]となるわけですが、とても四輪駆動モデルとは思えないような燃費性能ですし、個人的には十分満足と云える内容だと思っています。

ちなみに上の画像は、ホンダオーナーズアプリHonda Total Careのドライブノートより抽出したものになります。

[往路]・・・下道 約10km→高速道路 約140km→下道 約30km
走行時間:170.7km
平均燃費:19.8km/L
ガソリン消費量:8.6L
走行時間:147分


[復路①]・・・下道 約30km→高速道路 約58km
走行時間:88.1km
平均燃費:21.5km/L
ガソリン消費量:4.1L
走行時間:78分

[復路②]・・・高速道路 約78km→下道 約10km
走行時間:88.1km
平均燃費:21.4km/L
ガソリン消費量:4.1L
走行時間:77分


[往復]
走行時間:346.9km
平均燃費:20.7km/L
ガソリン消費量:16.8L
走行時間:302分

以上の通り、往復での実燃費は20.7km/Lとe:HEV[AWD]モデルとしては中々に優秀。
※エアコンは常時オート稼働で、設定温度は25度~26度、車内は大人2人、子供2人の4人乗車

参考までに、ZR-V e:HEV Z[AWD]のカタログ燃費は以下の通り。

WLTCモード平均燃費:21.5[km/L]

WLTC市街地モード燃費:19.5[km/L]

WLTC郊外モード燃費:23.9[km/L]

WLTC高速道路モード燃費:21.1[km/L]

さすがに、往復ではカタログ燃費以上の数値をたたき出すことは出来なかったものの、それでも無給油1,000km走行できるような燃費性能ですし、むしろ満足できるレベルだと思います。

高速道路走行は、アダプティブクルーズコントロール[ACC]がメイン

ちなみに高速道路走行時は、周りのクルマの流れに合わせつつ90km/h~100km/Lの高速巡航で、アダプティブクルーズコントロール[ACC]をメインとしていましたが、やはり車間距離が近づくにつれて、ZR-Vの自車速度調整がエンブレや回生ブレーキというよりかは、ブレーキランプを点灯させるようなフットブレーキが多かったように感じられます。

2回目給油から800km以上走らせても、航続可能距離は200km以上

あとは往復 約350km走らせてのメーター情報は上の画像の通り。

2回目給油後の平均燃費情報になりますが、航続可能距離201kmに対し、平均燃費は19.6km/L、Trip Aメーターは829.5kmになるため、このままの燃費を維持していれば無給油1,000km走行は余裕。

既に2回目給油後に無給油1,000km走行を達成しているため、(これまで多数のホンダ車を乗り継いできた経験から)長距離移動をメインにした走りが増えれば、更に無給油での航続距離は伸びてくるかもしれません。

2ページ目:新型ZR-Vの走りで気になった点は?何かと話題になったシート形状問題も