トヨタ新型プリウスのOTAアップデート完了!ようやく高速道路のIC/SA/PAの到着予想時刻は表示されたが、未だに”あの”改善は実施されず
トヨタのディスプレイオーディオはまだまだ伸びしろがあるからこそ、不満に思う部分も多い
2023年2月に私に納車されて7か月以上が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEV Zグレード[2WD]。
前回のブログにて、本モデルの新世代コネクティッドナビの使い勝手があまりにも悪く、発売から8か月経過してもOTAアップデート(ソフトウェア更新)が配信されないことをお伝えしましたが、ようやく2023年9月27日にソフトウェア更新が配信されました。
配信内容としては、既にアップデートが実施されている新型ノア(New Noah, 90系)/ヴォクシー(New Voxy, 90系)、シエンタ(New Sienta)などと同様で、個人的に最も気になっていた”アノ”機能もようやく追加され、社外品やディーラーオプションで販売されるような一般的なナビに近いところまでたどり着きました。
主なアップデート内容をおさらいしていこう
まずはおさらいも兼ねて、2023年9月27日より配信された主なアップデート内容をチェックしていきましょう。
・Audioソース画面の閉じるボタンの位置変更
・ゲストアカウント時のマイセッティングをユーザーアカウントへ引き継ぐ機能の追加
・お乗り換え時の初回ログイン時、マイセッティングの引き継ぎを選択できる機能の追加
・(PHEV車のみ)サービスエリア/パーキングエリア案内に充電ステーションとガソリンスタンドの両方を表示するよう改善
・目的地設定時のサービスエリア/パーキングエリアの到着時刻の表示を追加
・地図画面の道路及び推奨レーンの表示を改善
・動作不良の解消
・動作安定性の向上 等
基本的な変更・改良内容としては以上の通り。
実際にソフトウェア更新した後のディスプレイオーディオの更新履歴はこうなっている
ちなみに、ソフトウェア更新後のディスプレイオーディオ上に表示される「更新内容」は上の画像の通り。
(ドライブレコーダー装着車のみ)ドライブレコーダーの録画ON/OFF設定を、車両毎に保持するよう変更
画像でも確認できる通り、スペース上の関係なのかは不明ですが、プレスリリースで公開された更新内容とはまるで中身が異なりますし、改めて思うのは「トヨタ/レクサスってスペースの活用の仕方が下手くそだそな…」ということ。
項目ウィンドウ含めて、あまりにも余白が大きすぎて、かえって見づらくなっているのが正直なところ。
一体どんな気遣い?こんなところを走行中に非表示にする理由とは?
しかも、先程の「更新内容」は、ある一定の速度で走らせると上の画像の赤四角の通り「非表示」になってしまうので、この辺りの理解不能な気遣いも何とか改善してほしいところ。
ディスプレイオーディオを確認するのは、ドライバーだけでなく助手席・後席の乗員も含まれますから、もう少し走行中でも確認できる範囲を拡大してほしいところです。
「×(閉じる)」スイッチが左上から右上に移動したのは良いのだが…
ちなみに、今回のソフトウェア更新で「オーディオ選択」の閉じる(×)スイッチが、左上から右上に変更されたことで、多少使い勝手は向上しているものの、そもそものレイアウト(なぜ12.3インチというワイド画面で縦1列の項目しか表示されないんだ…)自体は何の改善・変更も無し。
縦1列から2列に変更するだけでも見やすさはもちろんのこと、わざわざスクロールする手間も省けるのに、敢えてこのレイアウトを維持するということは、トヨタ/レクサスも「何か特別な理由」があるのかもしれませんね。