ごめん、フォグランプ要らんわ。フルモデルチェンジ版・ホンダ新型N-BOX Custom(JF5)の納車後雑感。夜間の運転席からの視界は想像以上に良好だった件

先代のリフレクター式に比べると、新型のプロジェクター式は灯りの照らし方が均一で見やすい

2023年10月に私に納車されて1週間が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型N-BOXカスタムターボ(Honda New N-BOX Custom Turbo, JF5)[2WD。

今回は、夜間時に走らせた際の運転席からの明るさや視界等を中心にインプレッションしていきたいと思います。

今回の新型では、先代のリフレクター式LEDヘッドライトからプロジェクター式フルLEDヘッドライトへと変更され、しかしアダプティブLEDヘッドライト[AHS]は搭載されず、先代同様のオートハイビーム[AHB]が継続されているため、この点は”装備面”という点だけで考えると、競合モデルの三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)に劣るところ。

ちなみに上の画像にもある通り、2台で走らせて夜間走行時の比較インプレッションも実施していますので、こちらは後日ブログにてご紹介できればと思います。


新型N-BOX Customにはフロントフォグランプが装備されていないが…?

早速、新型N-BOX Customで夜間時に走行したときの視認性やLEDヘッドライトの灯りについてインプレッションしていきましょう。

まず真っ先に感じたのは、LEDヘッドライトによる灯りの均一さとワイドさは、先代に比べて新型の方が良いということ。

特に先代のリフレクター式から、プロジェクター式LEDヘッドライトに変更されたことで、一か所に照らす際のチラつかない安定感や照射範囲の広さが優れていて、ロービームであっても、前方車両との距離感に合わせて均一に照らしてくれていました。

何よりフォグランプが無くとも、プロジェクター式LEDだけでも手前の地面近くの霧や雨の粒などを上手く照らしてくれているので、ドライバーの視界をしっかりと確保しているように感じました。

フォグランプ非採用の理由は「コスト対策」ではなく、単純にプロジェクター式LEDだけで十分だから?

ちなみに上の画像は、晴れているときの夜間の運転席からの視界になりますが、眩し過ぎず暗すぎずの丁度良い塩梅。

雨天時も走行しましたが、しっかりと手前の路面の状況も確認できるのはグッドポイントですし、こうして走らせてみると「フォグランプ要らんやん」と思わせてくれるんですね。

これはあくまでも個人的な感想なので、参考程度に見て頂けますとありがたいのですが、これだけ均一な明るさを確保できていることを考えると、ホンダはフォグランプレスを「コストカット」目的ではなく、フォグランプを不要とする機能的でスマートなヘッドライトの開発を目指していたのではないか?と思ったり。

フロントフォグランプが搭載されないことが「ダメ」な理由って何?

もちろん、ディーラーオプションでもフォグランプは販売されていますが、もはやフォグランプはファッションのような立ち位置になっているのではないか?と感じたりもしましたが、個人的に気になっているのは、SNSなどにて話題に挙げられる「フォグランプが搭載されていないからコストカット」「フォグランプが搭載されていないからダメ!」というのは…

➀:視認性をしっかりと確保できていないから

②:フォグランプの無いクルマは論外だから(装備面の問題?)

③:フォグランプの無いクルマはダサいから 等

という意味合いなのかはとても気になるところですし、仮に②~③を理由にフォグランプが搭載されていないことがバツなのであれば、ディーラーオプションで選択すれば良いだけの話なので、個人的にはホンダの対応・判断は賢明だったと考えています(結果的に車両本体価格も抑えていますし)。

2ページ目:新型N-BOX Customのオートハイビームの切り替えってどうなの?