ホンダ新型ZR-Vって結局どうなの?実際に所有するオーナーの評価は?「走りやハンドリングはレクサス新型NXに近いものがある」「スイッチ式シフトの使い勝手は?」等

新型ZR-VはSUVとは思えないような走りを魅せてくれる

2023年5月に私に納車されて、もうすぐ5か月が経過するホンダ新型ZR-V e:HEV Z[4WD]。

走行距離も4,000km台中盤まで来たので、月1,000kmペースで距離が伸びていますが、新型シビック(New Civic, FL)をベースにしたSUVということもあり、ねじり剛性の高さや、段差を通過したときの振動を収束する早さ、そしてハンドリング性能の高さはSUVとは思えぬほどの完成度で、「走りのホンダ」の集大成ともいえる一台ではないかと思います。

走りの系統としては、どことなくレクサス新型NX350h F SPORT[2WD]に近いものがあると考えていて(あくまでも系統)、SUVなのに重心の高さを感じさせず、ハッチバックやセダンを走らせているかのようなクイックさがあるように感じられます。

そんな魅力的な新型ZR-Vが納車されてからの雑感ということで、気になるポイントも含めていくつかインプレッションしていきたいと思います。


スイッチ式シフトは特に問題なく使用可能

まずは新型ZR-V e:HEVに採用されているスイッチ式センターシフトについて。

新型ステップワゴンe:HEV(New STEPWGN)あたりから浸透するようになったスイッチ式センターシフトですが、当初は「押し間違いを誘導するから危険」「2つ以上のスイッチを誤って押したらどうなるのか?」「こんなにスイッチがたくさんあったら、どれが何のスイッチなのかわからない」といった否定的な意見が多く散見されました。

しかしながら、ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムラインやZR-V e:HEVを所有する身からすると、実際に所有して1か月を経過した頃には特に違和感なく使用できています。

ただ、ブラインド操作で”R(リバース)”レンジを押してバック駐車 → ”D(ドライブ)”レンジを押して真っすぐに調整する際に、誤って”N(ニュートラル)”に押してしまうことも。

目視して操作することは度々あるものの、それが運転に支障を来すということは特に無いですし、「使いづらい」「どのスイッチを押して良いかわからない」といったことは特に無いため、使い続ければ使い続けるだけ慣れてくるため、個人的には「特に問題ない」という風に考えています(画期的!とかすんごい使いやすい!っというわけでは無いですが…)。

トノカバーはやっぱり便利…だが?

続いてはZR-Vのトノカバー。

私が所有するe:HEV Zグレードでは、トノカバーが標準装備なのですが、旅行用バッグや荷物など、リヤハッチガラスから見えてしまうような荷物系を上手く隠してくれるため、プライバシー面ではとても重宝しているところ。

ただ、荷室に荷物を載せていて、荷物の中にスマホや財布を入れてしまってたときに、後席に座っている人が荷室に手を伸ばすことができないため、その際は一度車を停める → 車から降りる → バックドアを開ける → 荷物を取り出す → 再び運転席に戻るといった手間があるため、この点は一長一短だと思います。

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