ホンダ新型ZR-Vって結局どうなの?実際に所有するオーナーの評価は?「走りやハンドリングはレクサス新型NXに近いものがある」「スイッチ式シフトの使い勝手は?」等

(続き)ホンダ新型ZR-Vを実際に所有してみてのオーナーの評価は?

引き続き、ホンダ新型ZR-V e:HEV Z[4WD]が納車されての雑感と、オーナーとしての評価をチェックしていきましょう。

エンジンスタートスイッチとETC車載器の配置はグッド

続いては、ZR-VのエンジンスタータースイッチとETC2.0車載器のレイアウトについて。

何れも運転席に座ってから、特に姿勢を崩さなくとも見える範囲に設けられ、直感的に操作できるところはグッド。

他モデルによっては、エンジンスタートスイッチが見えずに、少し姿勢を崩さないと見えなかったり、ETC車載器も隠れるようなところに設置されていて、特に夜間時に探すのは一苦労…(他車種でETCカードの挿し忘れのときはパニックになりかけたことも)。

そう考えると、ZR-Vの各種操作系のレイアウトはドライバーのことを考えた内容になっているのではないかと思いますし、「他車種、他メーカーでも近しいレイアウトにすれば、使い勝手は向上するかもしれないのに…」と感じたり。


総じて満足度の高いモデルだが、やっぱり納期の長さは異常

以上が、新型ZR-V e:HEV Z[4WD]が納車されてのオーナーの評価となりますが、総じて満足度は高く、商品力の高さという面では個人的におススメしたい一台だと考えているものの、一方で”現時点で”おススメできない理由の一つが「納期」。

私がいつもお世話になっているホンダディーラーの情報によると、2023年10月12日より2025年モデルの新型ZR-Vと、特別仕様車ZR-V e:HEV BLACK STYLEの受注を開始しましたが、発売時期は「2024年夏以降」であり、納車の時期は「2024年秋以降」になるんですね。

つまり、すぐに乗りたくても乗れない長納期の車なので、ホンダとしても早期的に生産性を強化して短納期につなげていきたいとは思うのですが、本モデルが発売された時点で全国の累計受注数が3万台を突破していて、おまけにホンダディーラーでは中々納車が進んでいない(※)ことを考えると、「そんなに納期がかかるのであれば、無理してZR-Vを選ぶ必要はない」と考えるのが普通だと思います。
※私がお世話になっているディーラーでは、2023年10月中旬時点で13台の受注に対し、4台しか納車されていない

せっかく魅力あるモデルなだけに、色々と勿体ないことをしているホンダですが、以前からも噂されている通り、2023年後半より生産ペースを早める予定とのことで、もしかするとZR-Vの納期も当初の計画から1~2か月程度短縮されるかもしれませんね。

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