遂に来た!トヨタがJMS2023向けに2台の新世代ピュアEVモデル・新型FT-3e/FT-Se発表へ!FT-Seはフルモデルチェンジ版・新型MR2を彷彿とさせるスポーツEV?

(続き)トヨタがジャパンモビリティショー2023に出展する次世代ピュアEVモデルを見ていこう

引き続き、トヨタがジャパンモビリティショー(JMS)2023に出展するピュアEVモデルを見ていきましょう。

次世代ピュアEVスポーツカーの新型FT-Seってどんなモデル?

続いて2台目は、おそらく多くの方が気になっているであろう新型FT-Seコンセプト。

トヨタが2021年12月、突如として開催したEV戦略でのコンセプトカーである新型SPORT EVを彷彿とさせるスタイリングですが、ここまで複雑でエクストリームなデザインにもなってくるとスーパーカーのような雰囲気も。

ちなみにトヨタは、今回の新型FT-Seについて以下のようにまとめています。

[主な特徴]

◇TOYOTA GAZOO Racingが取り組む「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の思想のもと、カーボンニュートラル時代におけるスポーツカーの選択肢の一つとして提案する、高性能スポーツBEVモデル

◇主なコンポーネントをFT-3eと共有しながら、操縦安定性や空力性能をさらに追求。ソフトウェアアップデートにより、ドライバーと共に育っていくクルマを目指しています。


[デザイン]

◇ワイド&ローのプロポーションに加え、先進的な印象をもたらすワンフォームシルエットの採用により、空気抵抗を低減

◇直感的な操作を可能とする次世代コックピットを採用し、運転への一層の没入感を提供

◇インパネ上部を低く構えることで、高い視認性を確保。走行時のG(重力加速度)から身体を保持するために、新意匠のニーパッドを採用

上の概要にも記載されている通り、基本的なコンポーネントはFT-3eと共有しているとのことで、もしかすると今後他に登場するであろう次世代ピュアEVモデルも、全て共有化するということも考えられそう。


レクサスLCを彷彿とさせるポップアップ式ドアハンドル

別の角度からも見ていきましょう。

左ハンドル仕様ということで、海外市場向けとして展開することを想定しているのかは不明ですが、サイドミラーはカメラでは無さそう。

そしてアウタードアハンドルは、レクサスLCなどにも採用されている空力特性を考慮したポップアップ式ドアハンドルでスマート。

あとはフロントフェンダーに”GR”の専用バッジが貼付されていることから、走りや足回りはGR独自の特別なチューニングが施されているでしょうし、スポーツカーということであれば、アクティブサウンドコントロールも追加されることは間違いなさそう。

via:撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY

ちなみにこちらは、2021年12月にトヨタのEV戦略にて発表されたSPORT EV。

一部報道では、フルモデルチェンジ版・新型MR2なのではないか?とも云われていますが、今回のFT-Seとの直接的なつながりがあるのか、はたまた全く別物のスポーツカーなのか…何れにしてもトヨタがスポーツカーを作り続ける姿勢は素晴らしく、市販化されることを期待したい一台ですね。

ボディカラーはGR86のフレイムオレンジ?これまでのトヨタらしくないデザインも?

改めてFT-Seのリヤクォータービューを見ていきましょう。

ちょっと意外だったのは、大きく反り上げるダックテールスポイラーには、トヨタの”CI”マークエンブレムではなく、GRバッジが貼付されていること。

テールランプは、センター非直結式の一文字風テールランプを採用していますが、両サイドに向けて反り上がる先には、ウィングレスタイプとなるスポイラーが装着されていますが、目的はCd値を大きく下げるため?

あとは、ボディカラーがGR86 10th Anniversary Limitedのフレイムオレンジ風というのもユニークですが、GR86と何か関係性があるのかも気になる所です。

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Reference:Toyota