こんな提案を頂いた。トヨタ販売店「新型クラウンスポーツが売れずに枠が余っているから購入しないか?納期は2024年4月以降で確約はできないが…」→私の回答は?

新型クラウンスポーツは購入検討していたが、「抽選販売」となったために検討を辞退したばかり

2023年10月6日に発表&先行予約を開始したトヨタ新型クラウンスポーツ(Toyota New Crown Sport)。

トヨタの新世代クラウン群第二弾ということで、2022年9月に第一弾として発売されたクラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)同様、前輪駆動[FF]ベースのTNGA-Kプラットフォームをベースとしていて、パワートレインは排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーターを組み合わせた2.5L HEVと、同エンジン+電気モーター+バッテリーを組み合わせた2.5L PHEVの2本立てとなっています。

見た目としては、フェラーリ・プロサングエ(Ferrari New Purosangue)を彷彿とさせるスポーティなSUVモデルで、イメージカラーもフェラーリを彷彿とさせるようなエモーショナルレッドが採用されています。

そんなクラウンスポーツについて、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーより”とある提案”を頂くことになりました。


ディーラーに割り振られた販売台数枠に対し、実際に予約が入った台数は約6割程度

前回のブログでもお伝えした通り、元々新型クラウンスポーツは私も購入を検討していた一台でしたが、トヨタディーラー独自の販売方式により、予約受付初日は「抽選販売」、そして翌日以降は「先着順での販売」というアナウンスだったため、私としては「抽選販売」には最初から参加する予定はなかったため、今回は購入検討を見送らせていただくことに。

しかしながら、私がお世話になっているトヨタディーラーの販売チャネルに割り振られた台数に対して、実車発表から10日以上が経過した時点でも全体の6割ほどしか予約が入っていないとのこと。

販売チャネルの販売本部が当初想定していた勢いではないことから、トヨタディーラーとしても優先すべきお客さんに順次アプローチをかけているそうです。

なぜクラウンスポーツは想定した台数分売れていないのか?

そこで個人的に気になったのは、なぜあれだけ注目されたクラウンスポーツが、思ったほどに売れていないのか?ということ。

実際にトヨタディーラーに取材させていただいたところ、やはり一番のネックは「車両本体価格」だそうで、ほとんど装備が標準的に設定されているクラウンスポーツ2.5L HEV Z[4WD]は、車両本体価格で590万円(税込み)と確かに高額ですし、メーカーオプションもパノラマルーフや寒冷地仕様ぐらいで、総額で見ても620万円~630万円ぐらいといったところですが、それでも「クラウンスポーツの新車販売価格は400万円代を想定していた」というお客さんが多かったようです。

噂によれば、クラウンスポーツは最も生産ラインがシンプルでオプション系を全て標準化した上位グレードZから販売していく計画があるそうで、後々遅れて下位グレードを追加設定してくるのではないか?とのこと。

そうなると、エントリーグレード(X?)で400万円代ということも考えられそうですが、そもそも本当に下位グレードが登場するかも決まったわけではないので注意してください。

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