フルモデルチェンジ版・ホンダ新型N-BOX Customターボ(JF5)が納車されて1か月が経過!ホンダは「見た目」ではなく「中身」で勝負してきたことがよくわかる

新型N-BOXが納車されて早くも1か月が経過するのか…

2023年10月6日の発売日に私に納車されて1か月が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型N-BOXカスタム・ターボ(Honda New N-BOX Custom Turbo, JF5)[2WD]。

走行距離は未だ1,000kmも到達していないものの、近場乗りや子供の習い事の送迎などをメインに活用しています。

軽規格のコンパクトなボディサイズということもあって、普通車に比べて「気軽に乗れる」ことはもちろんのこと、軽ターボなので「サイズ感に対して非力に思えない」ところも魅力ポイントの一つ。

他に所有する三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)含めて、「やっぱり軽自動車って便利だよなぁ」と思わせる部分がありますが、今回は新型N-BOXが納車されて1か月経過しての雑感をまとめていきたいと思います。


新型N-BOXが納車されて1か月経過しての感想は?

まずは新型N-BOX Customターボ(JF5)が納車されて1か月経過しての感想ですが、総じて満足度は高く、購入して本当に良かった1台だと感じています。

先代から受け継がれるターボエンジンに加え、ほぼ新規レベルともいえる大幅刷新されたプラットフォームにより、乗り味と静粛性、そして加速のレスポンスと燃費が向上しているため、ただ見ただけでは進化の度合いを感じることはできず、「実際に購入して普段使いしてみないとわからない」レベルの中身の良さだと考えています。

特に普段使いしている上で、走り慣れた狭い住宅街や、大通りを走らせていても、以前所有していた先代N-BOX Custom L Turbo STYLE+ BLACKで感じたトランスミッションのギクシャク感が解消され、シームレスで体の揺れもほとんど感じなくなったことは大きな変化だと考えています。

助手席に乗る妻や、後席に座る子供も、私が軽くアクセルオフして惰性で走行しているとき、アクセルオフ時の座っているときの姿勢があまり動いていないのも(そこまで慣性力が働いていない印象)、進化したCVTならではの変速の小ささが活かされていて、新型で大幅に改善されたポイントではないかと考えています。

ホンダはユーザーが「長く所有していたい」と思える車を作りたかった?

そう考えると、本モデルが納車されて1か月経過して常々思うのは、ホンダは新型N-BOXの満足度を更に高めるための課題として、「長く所有していたい」と思わせるような”快適性”と”乗り味”に力を入れてきたのだと推測(少なからず私はそのようなメッセージ性が込められているように感じた)。

安全装備や軽自動車規格を超える乗り味など、軽自動車市場が激化するなかで高い水準をキープすることで、ユーザーの満足度を高めることに注力しているようにも感じたんですね。

軽自動車規格のモデルは、最初の掴み・インパクトがとても重要

あと、今回の新型N-BOXの完成度の高さを改めて確認した後に感じたこととして「軽自動車は実際に乗ってみないと、その良さを感じることは難しい」だけでなく、一方で「注目されるには、ファーストコンタクト並びに装備の良さをアピールしないと、中々購入するまでに踏み切ることが難しい」ということ。

特にN-BOXの強力なライバルともいえるスズキ新型スペーシア(Suzuki New Spacia)/スペーシアカスタム(New Spacia Custom)は、2023年11月に待望のフルモデルチェンジを果たしますが、以下の装備内容から「徹底的にN-BOXを研究しつくしたモデル」であることは確か。

・電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]

・マルチユースフラップ(オットマン機能込み)

・後席サーキュレーター

・ステアリングヒーター

・停止保持機能付きアダプティブクルーズコントロール[ACC]

・ヘッドアップディスプレイ[HUD] 他

そしてこれだけの装備内容が充実しているのを見ると、「この時代、軽自動車はここまで進化し、これだけ装備内容を充実させないと購入の対象にならないのでは?(もしくは評価が厳しくなっているユーザーが注目してくれない?)」とも感じたり。

2ページ目:新型N-BOXの見た目や装備内容が酷評されるのには理由がある?