マツダが最後のサプライズ?新型NEロードスターの発表前に「NDロードスター最後の特別仕様車」が登場予定!とにかく最高にクールな仕様になるようだ

とはいっても、具体的にNDロードスターの特別仕様車が”いつ”登場するかは不明

マツダの2ドアオープンスポーツカーでお馴染みとなるNDロードスター(Mazda ND Roadster, MX-5 Miata)。

2023年10月にビッグマイナーチェンジ相当の改良を施し、ヘッドライト・リヤテール意匠のアップデートに加え、ドライビングサポートの大幅アップデートや、新グレードとなるS Leather Package V Selectionが追加されました。

おそらくこれが最後の改良となり、次回はいよいよフルモデルチェンジ版・新型NEロードスターへとバトンタッチされる?とも噂されていますが、どうやら次期モデルへとバトンタッチする前に、「NDロードスターとして最後の特別仕様車発表」の計画があるようです。


NDロードスター最後の特別仕様車は「とにかくクール」がテーマのようだ

2015年に4代目ND型としてフルモデルチェンジを果たしたロードスターですが、本モデルがデビューして8年が経過。

そろそろNE型へとフルモデルチェンジもしくは後継機種としてバトンタッチしてもおかしくない時期まできましたが、どうやら次期モデルがデビューする前に、現行NDロードスターをベースにした「最後の特別仕様車」がサプライズとして発表される計画があるようです。

これはロードスターを担当するプログラムマネージャーの齋藤茂樹 氏が、オーストラリアカーメディアCarsGuideからのインタービューに回答したもので、2023年10月25日に開催されたジャパンモビリティ-ショー(JMS)2023にて、何とも興味深いコメントを残しています。

そのコメント内容が、「私たちは、すでにNDロードスターをベースに”非常にクール”なものを作ることを計画しており、クールな特別仕様車についてもすでに考えています」というもの。

NDロードスターは、これまでロードスター生誕30周年記念モデル(2019年)や、マツダ創立100周年記念モデル(2020年)を発表済み。

それぞれの誕生記念モデルが立て続けに登場するだけでもとても貴重なことであり、「創立記念モデルを超える特別仕様車が登場するのだろうか…?」といった疑問もあるものの、NEロードスターへとバトンタッチするための最後の特別仕様車となるのであれば、今までに無い魅力的な仕様になることが期待されます。

NDロードスターの特別仕様車は、その市場の特色とニーズに合わせた仕様で発売されている

ちなみに、NDロードスターをベースにした海外市場向けの特別仕様車を見ていくと、イギリス向けにはスポーツレトロ(Sport Recaro)と呼ばれるモデルが2015年に登場し、R-Sportが2020年に登場しました。

一方でフランス市場向けには、ユーノスエディション(Eunos Edition)が2020年に登場するなど、それらの市場固有のモデルが存在するなど、NDロードスターの特色や市場のニーズにマッチしたユニークなモデルでもありました。

まさか最高にクールな特別仕様車は”スピードスター”?

そして、今回の「クールな特別仕様車」について齋藤茂樹 氏は、マツダがSEMAショー2015に発表したスパイダーモデルとスピードスターモデルのコンセプト、またはSEMAショー2016のRF Kuroとスピードスターエボリューションのコンセプトに沿って、さらにクールなものを計画しているとのことで、もしかするとフロントスクリーンレスでヘルメット装着必須のスピードスターが登場することも考えられるかもしれませんね。

参考までに、フロントスクリーンを装着しないスピードスターモデルといえば、マクラーレン・エルヴァ(McLaren Elva)やフェラーリ・モンツァSP1/SP2などが存在しますが、日本人実業家の前澤友作 氏に納車されたアストンマーティンV12スピードスター(Aston Martin V12 Speedster)もフロントスクリーンレスのオープンモデルとなります。

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