(2025年)フルモデルチェンジ版・スバル新型フォレスター(SL)が世界初公開!ハイブリッド版は2026年にデビュー決定…一方海外では「フォードやRAV4のパクリ」と批判も

発表前の盛大なリークで新鮮味は薄いが、遂に新型フォレスターがワールドプレミア!

2023年11月16日、アメリカにて開催されているロサンゼルス(LA)オートショー2023にて、スバルのフルモデルチェンジ版・新型フォレスター(Subaru New Forester, SL型)が、遂に世界初公開されました。

既にSNSや海外カーメディアを通じて、内外装デザインが完全リークされているフォレスターですが、やはり海外での反応はネガティブなものが多いようです。

ただその一方で、今回のフォレスターの装備内容はかなり充実したものでもあり、日本でも競合になるであろうトヨタRAV4やホンダZR-V、日産エクストレイル(Nissan X-Trail, T33)にも対抗できる一台ではないかと予想されます。

早速、新型フォレスターの内外装や装備内容についてチェックしていきましょう。


賛否が大きく分かれるであろう新型フォレスターのエクステリア

こちらが今回、ロサンゼルスオートショー2023にて世界初公開された新型フォレスター。

リークされた当初は、フォード・エクスプローラー(Ford New Explorer)やトヨタRAV4をミックスしたようなデザインで、海外掲示板サイトRedditでも、「ここまで潔く他社のデザインをパクるとは…」「フォードとRAV4をパクっただけのフォレスター」「史上稀に見る酷さ」などの批判的な投稿も多数。

確かに最初は「これってフォレスターなの?」「青いエンブレムも含めてフォードっぽくも見える」とは思ったものの、見慣れてくるとそこまでネガティブな印象は無さそう?と思ったり。

今回発表されたのは北米市場専売のフォレスター?

ただ、このエクステリアデザインがレガシィ(New Legacy)のように北米市場向けのデザインとなるのか、それともグローバルモデルとして世界共通のデザインとなるのかは不明なので、仮に日本市場でも次期型が登場する場合、上の画像のデザインにてデビューするとも言い切れないところです。

2022年は、競合RAV4よりも販売台数が3分の1程度

ただスバルとしても、主力モデルともいえるフォレスターを売るために競合モデルの要素を”参考”にした可能性は無きにしも非ず。

2022年、アメリカでは競合のトヨタRAV4が約40万台も売れた一方で、現行フォレスターが売れたのは僅か11.4万台と3分の1以下。

この販売差を見たスバルは、競合モデルと対抗するためにも、まずは見た目のインパクトから勝負してきた?という可能性も考えられそう。

その結果として、これまでのスバルのデザインアイデンティティとは全く異なる、アメリカユーザーを意識したデザインへと生まれ変わったのかもしれないですし、そのデザインがほぼほぼフォード・エクスプローラーやトヨタRAV4と似たようなデザインになってしまった、ということなのかも?

”コ”の字型LEDを廃止にしたのはスバルの覚悟?

ちなみにこちらはヘッドライト意匠。

上部には”凸”を反転させたようなLEDデイライトが設けられ、その直下にはL字型のLEDポジションランプ、更にその直下には単眼LEDヘッドライトを装備。

これまでのスバルのアイコンでもあった、”コ”の字型LEDポジションランプを廃止したのも驚きですし、スバルとしても新たな時代を築き上げるための覚悟なのかもしれません。

なお具体的なプラットフォームについては、スバルUSAは特に何も言及していないものの、ボディサイズは全長4,656mm×全幅1,829mm×全高1,730mm、ホイールベース2,700mmとのことで、現行5代目に比べて全長+31mm/全幅+14mm/全高+15mmと全体的に大きくなりましたね。

最低地上高については221mmと非常に高く、現行モデルに比べて10%剛性が高まった改良型シャシーを搭載しているそうで、現行WRXから受け継がれた改良型電動パワーステアリングシステムを搭載しているところも注目トピックス。

グレードは大きく4種類ラインナップ

グレードについては、Base/Premium/Limited/SPORT/Touringの全5種類がラインナップ。

足もとのアルミホイールは、BaseとPremiumが17インチ、Limitedが18インチ、そしてSPORTとTouringが19インチを装着し、19インチサイズにのタイヤ銘柄はブリヂストン製トゥランザEL450(BRIDGESTONE TURANZA)を装着しています。

まずは2.5Lボクサーエンジンから!そして2026年にはハイブリッドがデビュー!

そして最も気になるのがパワートレイン。

これも事前のリーク情報通り、排気量2.5L 水平対向4気筒自然吸気エンジンが搭載されるとのことで、この他のエンジンについては特に説明無し。

ただ、最高出力は183psと現行モデルよりも-2ps低くなり、一方で最大トルクは241Nmと+2Nm向上しているとのこと。

そして0-100km/hの加速時間は約8秒、駆動方式は四輪駆動[AWD]のみをラインナップするとのこと。

そしてスバルUSAは、「2026年にハイブリッドパワートレインを採用する」ことを明確にしたとのことで、ある意味この発表がスバルの一番のトピックスではないかと思われます。

具体的なエンジンやハイブリッドシステムについてはコメントを控えているものの、おそらくはトヨタ製ハイブリッドシステムではないか?と推測しています。

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