トヨタが中国向けに新型ピュアEVセダン「舒享空間」とSUV「悦動空間」を発表!2025年に生産&販売予定でテスラがライバル?各車名の意味とは?
全く話題になっていなかったトヨタの新世代ピュアEVセダンとSUVが中国にて登場!
2023年11月17日~20日まで開催された中国・広州モーターショー2023にて、広州汽車集団とトヨタの合弁会社である広汽トヨタが、将来的に市販化を予定している新世代ピュアEVセダンと、ピュアEV SUVのコンセプトカーを発表しました。
今回トヨタが発表したのは、上の画像の左側にいるピュアEV SUVの新型「悦動空間コンセプト(GAC Toyota New Enjoyable Space Concept)」と、右側にいるピュアEVセダンの新型「舒享空間コンセプト(New Comfortable Space Concept)」の2車種。
それぞれどのようなコンセプトモデルなのかチェックしていきましょう。
ピュアEVセダンの新型「舒享空間コンセプト」はこんなモデル
こちが今回、広州モーターショー2023にて出展された中国専売モデルの新型・舒享空間コンセプトのエクステリア。
トヨタからの新世代ピュアEVコンセプトモデルであるにも関わらず、なぜか地元メディアでは大々的に取り上げられることもなく、中国版・新型カムリ(New Camry)がピックアップされていました。
ちなみにこのコンセプトモデルの名称は、「快適な空間」を意味していて、2025年に生産並びに量産モデルを販売する計画があるそうで、あくまでも今回はコンセプトモデルとして発表されているものの、もしかすると量産モデルはほぼキープコンセプトになるかもしれない?とのこと。
全長は5,000mmで、ホイールベースは3,000mmとフラッグシップ並
見た目については、トヨタのここ最近のデザイン言語であるハンマーヘッドが採用されていて、すでに中国にて発表されているピュアEVセダンのbZ3と概ね似たような顔つき。
ただボディサイズがbZ3よりも大幅に大きく見えることを考えると、立ち位置としてはカムリやクラウン、もしくはレクサスLSに匹敵するサイズ感なのかもしれません。
ちなみに、本モデルの現車を見てきたというTycho de Fejiter氏によると、ボディサイズは全長5,000mmほどで、ホイールベースが3,000mmとのことから、現地での競合モデルはNio ET7やGeely Galaxy E8、Luxeed S7、更にはテスラ・モデルS(Tesla Model S)が対象になることが予想されます。
上述にもある通り、ヘッドライト意匠はハンマーヘッドをイメージさせる”フ”の字型LEDデイライトと、センター直結式のLEDセンターランプが搭載され、フロントバンパーはグリルレスでシンプル。
こちらはリヤクォータービュー。
滑らかでクーペライクなフォルムが印象的ですが、リヤテールランプのセンター直結式の一文字LEDは、ここ最近のトヨタの定番デザイン。
ドアサイドパネルには、(コンセプトモデルだからなのか…)アウタードアハンドルが設けられず、サイドミラーレスでカメラを装着している可能性が高そう。