一体いくらになる?世界に僅か2台しか存在しない「幻の」ランボルギーニ・ディアブロSVロードスターが競売に出品!しかも1台しか存在しない量産仕様
(続き)特別なランボルギーニ・ディアブロSVロードスターの仕様をチェックしていこう
引き続き、ランボルギーニ・ディアブロSVロードスターの仕様についてチェックしていきましょう。
内装はかなりの豪華仕様になっている
インテリアを見ていくと、SV専用のカラードステッチとイエローのパイピングで高級感を高めたブラックのトルピード・アルカンターラを設定(特別仕様らしい)。
シートだけでなく、極太センターコンソール(恐らくプロペラシャフトが相当に太いものと予想)や内ドアトリム、そして手動脱着式のルーフトリムにもアルカンターラが使用された豪華仕様で、その他のブラック部分はカーボンファイバー製オーナメントパネルを使用しています。
そして1998年は、ディアブロよりフロント・サスペンションリフトシステムが初めて装備された年でもあり、このモデルにもメーカーオプションとして設定されていましたし、もちろん設定されているとのこと。
こちらはリヤクォータービュー。
マフラーはセンター寄りの両側2本出しとなるクワッドエキゾーストシステムをインストールし、足もとにはブラック塗装仕上げとなるアルミホイール、そしてドアサイドパネルからリヤフェンダーにかけて、ビッグ”SV”ロゴのデカールが貼付されていますが、このロゴだけでいくらになるかは不明。
何とオークションに出品されるのは”運よく”1台しか製造されなかった量産仕様
ちなみにこのモデル、どうして僅か2台しか製造されなかったのか?というと、当時ランボルギーニは経営難で製造が厳しかったことや、1999年にフォルクスワーゲングループによってアウディが買収されたこと(ランボルギーニの親会社がアウディ)などを受け、大きな内部混乱が発生していたからだそう。
そのため、主なターゲット市場であったアメリカユーザーからの注文をいくつか受け付けていながらも、先述の問題でまさかの発売中止。
しかも驚くことに、この世に存在するディアブロSVロードスターは世界で僅か2台しか存在しないとのことですが、その内の1台がプロトタイプモデルで、今回競売に出品されるモデルは「量産モデル」だということ。
つまりはユーザーの仕様に合わせた唯一無二の個体で、製造・販売が中止される前に運よく量産仕様が製造されていたということになりますが、その一台が今もなお抜群のコンディションで保管されていたことはある意味奇跡。
ちなみに一部の販売店では、ディアブロSVロードスターが製造・販売できなかったお詫びとして、顧客からのリクエストであった1999年式ディアブロVTロードスターのフロントディファレンシャルを廃除した、ディアブロVTロードスター・35th Anniversary Editionを販売していたそうで、ある意味こちらも希少なモデルかもしれません。
果たしてこのSVロードスターの予想落札価格は?
話は少し逸れましたが、今回オークションに出品される個体は、既に3名のコレクターの手に渡ったものの、インターナショナル・ランボルギーニ・オーナーズクラブなどのイベントに出展されるなど、まさに希少なモデルとして活躍。
走行距離は42,842kmとあまり走られておらず、タイヤも新品に交換されていることから、コンディションも問題なく自走ももちろん可能とのこと。
現時点でこのモデルがどれだけの入札が入るかは不明ですが、海外カーメディアの予想では最低でも100万ドル(日本円に換算して約1.5億円)になるのでは?と云われています。
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Reference:RMSothby’s Auction