トヨタ新型ランドクルーザー300が諸事情でディーラー入院→一部改良版・新型プロボックスが代車に!この車に乗ると、自分が普段どれだけ「便利で贅沢な車」に乗っているのかがわかる

2023-12-28

ランドクルーザー300が諸事情でディーラー入院!業務用車でお馴染みとなるプロボックスを初体験

2023年8月に私に納車されて4か月以上が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Crusier 300)ガソリンZX・3列7人乗り[4WD]。

今回、本モデルが諸事情によりディーラー入院となったため(事故や故障などではない)、しばらく預かっていただく間の代車として、業務用車でお馴染みとなるプロボックス(ProBox)をお借りすることに。

しかも、ユーティリティ関係が追加設定された一部改良後のハイブリッドモデルということで、その使い勝手の良し悪しに加え、内外装のインプレッション、普段自分が愛車として活用している車との違いなどを見ていきたいと思います。


代車となる一部改良版・新型プロボックスの外観を見ていこう

こちらが今回、ランドクルーザー300をディーラーに預ける代わりに代車として提供いただけた一部改良版・新型プロボックス。

グレードは、排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジン+ハイブリッドシステムを採用するエントリータイプGX[2WD]。

ダイハツ供給の製品となるため、2023年12月下旬時点では受注一旦停止・販売停止・登録停止・出荷停止となっており、ダイハツやトヨタとしては主力商品の一つでもあるため、今回のダイハツの不正問題でかなりの痛手になっているのではないかと予想されます。

プロボックスにハイブリッドグレードが設定されていることは、意外と知られていない?

真正面から見てみるとこんな感じ。

よくよく考えてみると、ここまで間近でプロボックスを見たことが無かったので、ハロゲンタイプのフロントヘッドライトやカラードバンパー、水平基調のスリットの入ったインテグレーテッドグリルを見ると、一目で業務用車とわかるデザインに。

しかも、フロントエンドにあるトヨタCIマークエンブレムの背景はブルーなので、ハイブリッドシステムであることは明確なのですが、プロボックスにハイブリッドグレードがラインナップされていることを知らないユーザーも多いとのこと(ディーラー談)。

積載性を重視した、伸びやかでボクシーなステーションワゴン

こちらはサイドビュー。

ボディサイズは全長4,245mm×全幅1,690mm×全高1,525mmと5ナンバーサイズで伸びやかなステーションワゴンながらも、スポーティさやエレガントさといったコンセプトはなく、営業車として積載性を重視したモデルなだけあってシンプルなボクシースタイル。

足もとはシンプルな14インチ鉄チンホイール(シルバー塗装)で、タイヤサイズは155/80R14インチ。

そしてGXグレード特有のブラックアウタードアハンドル。

手をかざすだけでアンロックされたり、アウタープッシュでロックできるわけではないため、ロック/アンロックの際は必ずキースイッチで操作する必要があるわけですが、改めて自分自身は普段から贅沢で便利な車に乗っているのだと再確認することに(この後にまとめる車内のインプレでも何度も同じことを思うようになります)。

リヤエンドはこんな感じ。

縦型基調のシンプルなリヤコンビランプで、LEDでもない豆球を採用してくるところも、しっかりとコスト面を考慮していてグッド。

ラゲッジフロアは奥行きもあって広々

ここからは車内を見ていきましょう。

ラゲッジスペースは広々としていて、営業車/商用車ということもあって荷物も多く載せられるのは良いですね(しかもそこまでラゲッジフロアは高くない)。

後席用サイドウィンドウは手巻きハンドルでぐるぐる

続いて後席も見ていきましょう。

何とも懐かしき手巻きウィンドウ!

若干ニヤニヤしながらも手巻きを楽しんでいましたが、周りに見られると危ないおじさんになってしまうので(多分不審者扱いで通報される)、手巻きを楽しみたい想いを我慢してインプレッション。

リヤシートは左右一体型のベンチシートで、リクライニングは不可能(前方に倒すことは可能)。

座面はかなりカタそうに見えますが、ファブリックとは異なる塩ビ素材なのか、不快に思うことはないものの、リヤシートに座っての長距離移動はちょっとしんどそう。

2ページ目:トヨタ・プロボックスの内装は必要最小限の装備で使い勝手も十分?