三菱の新型デリカミニが納車されてから常々思う。この車には「必要な装備や機能」がほぼ全て備わっている…燃費はそこまで良くないけど

何度もいうが、デリカミニを購入して本当に良かったと思っている

2023年6月に私に納車されて、もうすぐ11か月が経過しようとしている三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。

これまで、本モデルに関する様々なインプレッション記事を紹介してきましたが、今回は他の競合モデルや普通乗用車など、複数の愛車を乗っているからこそ感じる「デリカミニの良いところ」を改めて見ていきたいと思います(総じて満足度は高い)。

デリカミニを10か月以上所有してみて思うことは、競合モデルには無い機能が備わっていて、ユーザーが必要と思う機能をしっかりと備えているのが一番の強みだと考えていて、eKクロススペースがベースと言えども、三菱は軽自動車に必要な要素をしっかりとリサーチ・準備した上で販売していることがわかります。


デジタルルームミラーとマルチアラウンドビューモニターが備わっている

まずデリカミニで便利と思う機能は、デジタルルームミラーとマルチアラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)の2種類。

デジタルルームミラーは、トヨタなどでいえばデジタルインナーミラーのことを指しますが、全長の短い軽自動車であっても、こうして後部座席を気にせずに後方視界を確認できるのは楽。

スタンダードな自動防眩ミラーだと、後席に乗る人の顔がルームミラーの視界に入っては目が合い、若干気まずい感じにもなってしまうので、個人的には後部座席が見えないデジタルルームミラーの方が好み。

大きい車の駐車に慣れてしまうと、マルチアラウンドビュー無しの軽自動車で駐車すると斜め停めになってしまう

そしてもう一つ、マルチアラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)が備わっていること。

これはバックガイドカメラに加えて、自車を上空から見た映像を映す機能になりますが、特に全幅の大きい車に乗っている自分からすると、両サイドの駐車の白線を見ながら真っすぐ駐車する癖があるために(サイドミラーに必ず映る)、軽自動車のような全幅1,500mm未満のコンパクトな車になると、左右のどちらかの白線を頼りにしないと、一方のサイドミラーでは白線が確認できず(映らず?)に下手くそな斜め停め駐車になってしまうんですね。

そういったときに、上空から白線に沿った真っすぐな駐車ができるのがマルチアラウンドビューモニターの強みだと思っていて、サイドミラーからだと薄くて見づらい白線でも、なぜか上空からだと見やすいときもあるので、この機能に助けられることも多く重宝しています。

電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能が備わり、メモリー機能も

続いては、電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]機能が備わっていること。

昨今の軽自動車はもちろんのこと、普通乗用車でも標準的に採用されている機能ですが、デリカミニでももちろん装備されていますし、何よりもABHがメモリー式(自動復帰)なのも嬉しいポイントです。

ABHのメモリー式を採用している国産メーカーだと、ホンダや日産、ダイハツ、三菱が挙げられますが、毎回エンジン始動後に押す手間が省けるのは楽。

ただ、この機能に慣れてしまうと「メモリー式が採用されていないABH付の車」に乗ったときに、最初の信号停止のときに当たり前のようにブレーキペダルを離して、そのまま僅かに発進して焦ってしまうこともあるため、良くも悪くも「慣れ」には注意しなければいけないところです。

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